hisakunnのブログ

日米の民主主義崩壊

別居の扶養家族の健保

2010-08-27 21:44:50 | 日記
 健保の規定で、同居である場合と別居である場合に異なる条件で、扶養として加入を認めていますが、これがまた、曖昧で、抜け道が一杯あって杜撰です。
 同居である場合も収入には、色々含まれますから130万円(60歳以上は180万円)というのも自己申告ですし、保険者(事業者)側が提出したものを、殆ど素通しです。
 別居の場合は、被扶養者の収入が被保険者の収入の2分の1以下である事と、一定の仕送りを扶養者が受けていなければなりません。 要するに、生計を補助してもらっていなければならない規定ですが、担当の部署によっては、被扶養者の収入以上の仕送りというところが多いようです。 しかし、確認してみると、被扶養者として認めるかどうかを決定する時に限って、仕送りの証明となるものの提示を求めるだけで、以後確認をする事はしないそうです。
 要するに、当初のみ振込み用紙か何かを添付すれば認めてくれると言う事です。
 仕送り額以上の収入があると、生計の主たる構成が扶養に依らないとして、認めないと言うのが窓口の言い分です。主として扶養に頼って生きている形さえ整えば認めるという考えを、社会保障の基準とするのは、明らかに変です。
 その上に、例えば年金を月に10万円受けている人が3万円の仕送りでは、扶養者として認めないというなら、その人は自分で加入しなければならない事になります。 すると、生活保護で生計を立てている人の方が、免除等で優位な生活を営むことになってしまいます。
 扶養の対象を考える基準として、窓口で2分の1を根拠にする事が矛盾な訳です。
 この対応は、抜け穴だらけで、尚且つ、勝手な基準を作り上げて、安易に対処できる慣習を植え付けているに過ぎないのです。 たとえ僅かでも、援助をされていれば扶養されているんです。勝手な基準作りに過ぎません。
 少なくとも、税や保険料を差引いて、生活保護者以下の収入になるような人まで、被扶養者として認めないのは行き過ぎです。 年金も保険も対応が杜撰すぎます。
 結局、上手く立ち回って、形式だけの書面を揃えて保険料逃れをしなさいと言っているようなものです。担当部署の横着が国民の質を悪くしてるんです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メディア規制、報道規制 | トップ | 朝ナマの野次馬ども »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事