ハルジオンは蕾がうなだれ、ヒメジョオンはうなだれない、
というのがよく言われている見分け方ですが、
それとて、両方がうなだれているようでよく分かりません。
(春1) ハルジオン (2009/05/09) | (姫1) ヒメジョオン (2009/07/06) |
(姫2) ヒメジョオン (2009/06/11) |
花をアップにしてみると、この程度の違いはあるのですが、
チョット見ではなかなか見分けられません。
一昨年から気になっていましたので
今年はついに写真に写してチガイを較べてみました。
ハルジオンとヒメジョオンの比較
*春の花* ハルジオン (春紫苑) | *夏の花* ヒメジョオン (姫女苑) |
(キク科 ムカシヨモギ属) | (キク科 ムカシヨモギ属) |
◇ 花 と 蕾 | |
花期 : 4月~6月にかけて 花を咲かせる (春3) 花 花は白、または薄ピンクを帯びる ものもある。 蕾の時には花序がうなだれる 傾向が強い。 (春4) 花と蕾 (2009/05/09 撮影) | 花期 : 6月~10月にかけて 花を咲かせる (姫3) 花 花は白、または薄むらさきを帯びる ものもある。 蕾の時には花序がうなだれる ものもある。 (姫4) 花と蕾 (2009/06/11 撮影) |
・ 同じ糸状の花びらで同じように見えた花も、こうして大きくしてみると、
ハルジオンは柔らかい、優しい感じで、
ヒメジョオンのほうは、きっぱりした直線で鋭く清々しい感じです。
・ よく見ると確かにうなだれ方は違うようですが、
蕾の小さいうちは両方ともうなだれていることが多いです。
・ 姫と言う字が使ってありますが、どちらかと言うと女性っぽい春紫苑に比べると、
姫女苑の方が男性っぽい感じを受けます。
ハルジオンは柔らかい、優しい感じで、
ヒメジョオンのほうは、きっぱりした直線で鋭く清々しい感じです。
・ よく見ると確かにうなだれ方は違うようですが、
蕾の小さいうちは両方ともうなだれていることが多いです。
・ 姫と言う字が使ってありますが、どちらかと言うと女性っぽい春紫苑に比べると、
姫女苑の方が男性っぽい感じを受けます。
◇ 葉 の ようす | |
葉は茎に向かって広くなり 茎を抱くようにして付いている (春5) ハルジオンの葉 | 葉の付け根は細くなり茎を抱かない (姫5) ヒメジョオンの葉 |
・ 葉には決定的な違いが見られます。
だんだん広くなって、茎を抱くように付いているハルジオンに比べ、
ヒメジョオンの方は茎に近づくにしたがってだんだん細くなっています。
・ 蕾に近い方であまり区別が付かない場合でも、下のほうの葉にだんだん広く三角形になった葉が1枚でもあれば、それはハルジオンだと思います。
・ わずかにのこぎり葉が見られるのも、ヒメジョオンだと分ります。
だんだん広くなって、茎を抱くように付いているハルジオンに比べ、
ヒメジョオンの方は茎に近づくにしたがってだんだん細くなっています。
・ 蕾に近い方であまり区別が付かない場合でも、下のほうの葉にだんだん広く三角形になった葉が1枚でもあれば、それはハルジオンだと思います。
・ わずかにのこぎり葉が見られるのも、ヒメジョオンだと分ります。
◇ 茎 の ようす | |
茎の中は空洞になっている (春6) ハルジオンの茎 | スポンジ状の白い髄が詰まっている (姫6) ヒメジョオンの茎 |
・ 茎を輪切りにしてみると、ハルジオンは空洞、
ヒメジョオンはスポンジ状のものが詰まってる、 とで判別できます。
・ 蕾の近くの細いところでは、分りにくいかもしれません。
ヒメジョオンはスポンジ状のものが詰まってる、 とで判別できます。
・ 蕾の近くの細いところでは、分りにくいかもしれません。
(春7) ハルジオン
(姫7) ヒメジョオン
こうして写真にとって大きくしてみると、少しずつ違っているのが分りましたが、道ばたで見かけたときにはほとんど違いは分りません。 肉眼で見ただけで一番チガイの分かりやすい見分け方は、 花の咲いてる時期 と 葉の様子 だという気がします。 この辺りでは、ヒメジョオンが咲き始めたときには、ハルジオンは姿を消していましたし、葉の形はハルジオンが三角形で、ヒメジョオンが付け根の細い流線型、ということで見分けられそうです。 |
以上、今回は時期が来るとどこにでも生えてくる、ひょっとしたら雑草として嫌われ者かもしれない(笑) 「ハルジオン」 と 「ヒメジョオン」 について並べてみました。
この花の名前が分ったからと言って、どうっとことはありませんが><; こうしてよくみると、それぞれがチガッた美しさで精一杯咲いていて、その花を昆虫たちは待っているのですよね。 抜かれても刈られても、春になるとまた・・・いつものように繰り返して、、ですね^^。
ヒメジョオンと類似種 を参考にさせていただきました。
たこさんの秋吉台日記ヒメジョオン・ヘラバヒメジョオン・ハルジオン(キク科) によりますと、このほかに「ヘラバヒメジョオン」というのがあるらしいのですが、それについては確かめていません。
この花の名前が分ったからと言って、どうっとことはありませんが><; こうしてよくみると、それぞれがチガッた美しさで精一杯咲いていて、その花を昆虫たちは待っているのですよね。 抜かれても刈られても、春になるとまた・・・いつものように繰り返して、、ですね^^。
ヒメジョオンと類似種 を参考にさせていただきました。
たこさんの秋吉台日記ヒメジョオン・ヘラバヒメジョオン・ハルジオン(キク科) によりますと、このほかに「ヘラバヒメジョオン」というのがあるらしいのですが、それについては確かめていません。
(2009/08/25 追加)
「ヘラバヒメジョオン」の写真を追加しました。
⇒2009/08/23「秋吉台を周るしかない><;」
・,。☆。,・~~・,。☆。,・~~・,。☆。,・~~・,。☆。,・~~・,。☆。,・~
これらの写真を撮るうちに、
ひょっこりカメラの前に姿をみせてくれた昆虫たちを
ついでに見てくださいね^^。
(1) ホソヒラタアブ (2009/05/18) | (2) テングチョウ (2009/05/28) |
(3) オオゴマダラエダシャク (06/01) | (4) シジミチョウ(2009/06/11) |
(5) ベニシジミ (2009/06/11)恵みの朝 今日一日のはじまりです
ひろびろと干し草の海迷い蝶 ふじ
露に満つ干ぐさ朝の恵みかな ふじ
((4)と(6)~(12)は300です)
(6) ベニシジミ (2009/06/11) 蝶の夢
(7) アカタテハ? (2009/05/28) | (8) クロアゲハ (2009/05/28) |
(9) (2009/06/08) | (10) (2009/07/02) |
(11) (2009/06/08)
(12) アゲハチョウ(ナミアゲハ)(2009/07/02)
わたしも疲れてもう休むところです
私の花影でよかったらゆっくりお休みになってくださいな。
(のらさんにコメントで名前を教えていただいて書き加えました。)
☆ のらさん、ありがとうございました~^^ ☆
けっこう細かい分析で今ハルジオンになってます。
いえ、うなだれてるんじゃないですよー!!
「頭が下がります」ってことですよ。!(^^)!
(春7 姫7)でハチが来るのは春さん、チョウが来るのが姫さん、、、なんて覚えてはイケマセン・・のらのあほ(^_-)-☆
糸状の花びらが心もち幅広で頑丈そうなのが姫さんですね。
比べれば、たしかに「姫」とはいいながら男性っぽいですね。
葉っぱに決定的な違いが・・茎は切ってみないとわからないけど葉だけで差が出てます。フムフム ( ..)φメモメモ
春さんは咲いてる期間が短いです。姫さんは秋まで咲き続けていますよね。
ところで、「ムカシヨモギ属」って変な名前のカテゴリだと思いませんか? まぁとくに野草関係はおかしな命名が多いところなんでこれに限ったことではないんですけど。
実際「ムカシヨモギ」という花があるんですね。やっぱり春さんや姫さんによく似た花が咲くもので、レッドデータになってるのが見つかりましたよ。(レッドデータブックふくしま)
http://www.db.fks.ed.jp/txt/51603.002/html/00000_00_19.html
最近フォト蔵にアップする写真で調べ物をしていましたら昆虫の名前なども実にうろ覚えなことに気がつきました。
(12)のナミアゲハとキアゲハは別のものだということにここに来て発見しました。ナミさんをキーさんとしてたんですよ。
http://photozou.jp/photo/show/176754/23020787
「キアゲハは前ばねの付け根が黄色地に黒のスプレーをかけたような模様で、アゲハチョウ(ナミアゲハ)は黒色の横筋が入ります。」
http://guide-eye.jp/kiageha.htm より
ちょうど調べたてのホヤホヤが登場していますのでクイズにお答えします。
(1) ホソヒラタアブ
http://www.insects.jp/kon-abuhosohirata.htm
(2) テングチョウ
http://www.insects.jp/kon-tyotengu.htm
(3) オオゴマダラエダシャク
http://www7a.biglobe.ne.jp/~satoyama/edashakuaka.html
のらの撮った「キバラヒメアオシャク」がわからなくてずいぶん調べました。
http://photozou.jp/photo/show/176754/23033692
「シャク」は癪に障るんじゃなくて「尺」、つまり幼虫が尺取り虫なんですね。
(7) アカタテハ 正解
(8) クロアゲハ 裏側は派手な赤い模様 表は殆ど真っ黒
http://crimson-systems.dyndns.org/ikimono/musi46.htm
参考までに・・
蝶の図鑑 成虫写真一覧
http://j-nature.bglb.jp/butterfly/zukan/sozai/a/index.htm
コメント書いてるうちにどんどん時間が経って眠くなりました。
「はいはい 花影でゆっくり休ませてもらいます。おやすみなさい。」
のら
「レッドデータブックふくしま」でfujipaが撮ってた「ノスリ」が準絶滅危惧
http://www.db.fks.ed.jp/txt/51603.002/html/00000_00_30.html
のらが撮ってた「ケリ」が絶滅危惧Ⅰ類
http://www.db.fks.ed.jp/txt/51603.002/html/00000_00_29.html
にそれぞれ指定されていましたよ。
昔はどこにでもいたタガメも絶滅危惧Ⅱ類
http://www.db.fks.ed.jp/txt/51603.002/html/00000_00_21.html
なんですって!!
お蔭様で一夜にして名前のほとんどが分ってしまいました。
リンクも貼ってくださってありがとうございます。
一つ一つぜ~~んぶ見てみました。
(3) オオゴマダラエダシャク に、どこがちがうんじゃあ?と一番時間が掛かりました。 似たような模様なのに、確かに違います。 本人たちはそのことに気が付いているのでありましょうか・・・・うーん><;
昆虫を撮るつもりなどないのですが、 花には寄って来るものなのですね。 そして動くものが前をチョロチョロすると、ついついシャッターを切ってしまいます><; ほとんど使い物にはならないんですけどね。
ハルジオンとヒメジョオンは見かけるたびに、「これはどっちかなぁ」といつも釈然としなかったので、少しすっきりしました。
来年は 「ムカシヨモギ」^^?
見たことあるような気がするのは、似た花があるからですよねぇ。 ヨモギとは似ても似つかないような。
「ノスリ」も見てくださったんですね、ありがとうございます。 あれはノスリというよりは、「Prelude」を途中で切りたくなくて、飛ばしっぱなしになってしまいました^^;;
この辺りでは珍しい鳥だと言ってたと思うのですが、全国的に見ても、ケリ、タガメも少ないんですね。 私はどれも見ていません^^。
教えていただいた名前をブログに入れさせてもらいました。 ありがとうございました
Fu お姉様、すごい!
ようく 調べましたねえ。感心しました。
茎を折って見るところなんか、学術的ですよ。
よく写真に撮ったものだと、・・・・。
Fujim さんに 座布団 一枚。
きのう、見ていたのですが、のらさんが またすごい調べているので、そちらを見るのに 時間がかかってしまいました。
ムカシヨモギ って何よ!とか思いながら・・・・。
のらさんも、ただ者ではないね!
昔入院している時に、母がよく カワラヨモギ を煎じて持って来てくれたなあとか、そんなことしか思い浮かびませんでした。
蝶ゞまで載せて、盛りだくさん。
私は、胃腸の調子が悪いし・・・・。町長に立候補するほどの元気も知力もないし、長調の曲を聴きながら、単調な生活を送っています。
バタフライをすると、沈んでしまうし、飛ぶに飛べない 照れまんでした。
あっ、いけない。ハルジオンとヒメジョオンについて書くのを忘れていました。
また出直して来ます。
こんなに違うのならチャンと分るはずだと思って、書いてあるチガイを全部やって行ったんです。
今度はムカシヨモギって気になりますね^^。
「のらさんも、ただ者ではない」って、「ボクもたた者ではないけれども」と言う意味でしょ? はい、そう思ってますよ、ここにきて下さる方は皆さん、ただ者ではないなと、ひれ伏しておりますですよ。
そのワリには言葉遣いがナットランと言われそうですが、 それはアナタ、カモフラージュですいね!
カワラヨモギ茶は飲んだことがありませんが、ヨモギのような香りがするのでしょうかね。 お母様、干して煎じて作られたんでしょうね。 マメ茶ならやってた覚えがありますが、、、。
ウチにも下の子がイチョウが弱いのですが、キャベツと三○胃腸薬、これに限ると言ってます^^。 他の胃腸薬だとかえって悪くなったりする、らしい^^。
バタフライはダメですよ、 バタフライで運動失調、栄養失調をカバーしようなんて、 そんな一セキ二チョウを考えても、 一チョウ一セキに出来ることではないですよ。
できることだけを精一杯やっちょこう!
絶滅危惧種に指定されそうな 照れまんです。
やっと、ここに来ています。
春ジオンと 姫ジョオン、同じ属なら、どうして春ジオンと、夏ジオン にしなかったのでしょうか?
入ってきた時期が違ったのでしょうかね。
よく見ることはあっても、菊みたいと思って名前は知らないままでした。
葉っぱに特徴があるようなので、今度見たら 2種類どちらか解ると思います。
11番と12番は D300 ですよね?
やはり写真がいいですね。抜群です。キメが細かくて、色合いが何とも落ち着いた感じでいいですよね。
では、また・・・・。
絶滅を絶滅するには規則正しい生活です、
な~んて原則論を掲げても実感がわきませんねぇ。
私が4,5キロ減って娘時代と同じ体重になってから、意識してこれぐらいなら食べられると毎朝、必ず摂るようにしたものは、牛乳コップ1杯、KAGOMEの野菜生活コップ1杯、ヨーグルト。 って、突然何の話でしょうね^^ゞ流動食?
結局は食べる量が足りていないから痩せたことに気が付いたのですよ。 あとはパン、味噌汁、サラダなんかあれば適当、、
朝は摂るようにしたほうがいいんですよ。 特に牛乳は、他のものではゼッタイにカバーできないそうです。 胃の粘膜も保護してくれるし、、、5ヶ月経って1キロはふえました、いい線行ってると思いませんか^^。
どうも照れまんさんといい勝負をしてるようなんで、、^^。
でも年取ってからは、肥りすぎになるよりはずっといいらしいので^^、、あまり気にしないようにして、ネ。
で、どうして夏ジオンにしなかったのか・・・ですねぇーー;
いかにも雑草なので、こんな風に似た花がなかったらこんなに真剣には見ないですね、あ、またあれかぁ、で通り過ぎてしまうでしょうね。 でも蝶は不思議に寄ってきてるんですよ。
さて、来年、葉のチガイが肉眼で分るでしょうか! 二つ並べると分かりやすいんですが、同時には咲いていませんのでね。
今日は7月27日。久しぶりに朝日が射していますが、まだ 梅雨明けとはいかず、2~3日後には大雨が降るかも知れないなんていってますね。
ところで、私のパソコンの中で、ハルジオンとヒメジョオン を見つけました。
どちらも、たった一枚しか残っていません。
よく見ると 12月に撮ったのがハルジオンで、5月に撮ったのがヒメジョオンのようです。
「白い菊に似た小ぶりな花」という フォルダに色んな白いのが入っていて、その中に見つけました。
名前が解ったので、新しいフォルダを作らんといけません。
ではでは、また・・・・。
久っしぶりに朝から日が射しましたね!
顔がほころんでしまって草抜きなど真似ごとをしてみました、が、ウッ、蒸し暑ッ!
でも夕方になるとそよそよ風がちょっと涼しい^^、体調をうまくコントロールしないとですね。
「白い菊に似た小ぶりな花」の中からよく分かりましたねー!
花でわかりました? 葉っぱですか? どちらにしてもしっかりした写真だったということですねぇ
そちらは暖かいところですから12月、5月でたぶん合ってるでしょう。 ふふふむちょっとうれしいな