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≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

トーハク特別展『縄文―1万年の美の鼓動』に行った。

2018-08-28 09:50:37 | 展覧会に行った話

これは見逃せない。ウキウキ観に行きました。  HP特別展ページへへリンク

すごい物量だった。会場の内装もなんかやたらと力が入っていた。
子どものころからずっと憧れていた火焔型土器をじっくりじっくり眺めることができて、大満足であった。というか、多すぎてくたびれてきてしまった自分がもったいなかった。

ということで、さわれる火焔型土器のレプリカ。


この展覧会は日本各地から名品をたっぷり借りてきていた。どこから来たんだろう?とチェックすると、やはり東の方が充実している気がする。
いやあ、今まで世界各地のふっるーい遺品に感動したりしていましたが、何言ってんの!?足元にすんごいのがやたらとあるの 忘れたワケ!?と自分をなじりたい。
力強く躍動し丁寧な造形。なんといっても他所にないそのオリジナリティは揺るぎない。ご先祖様、ごめんなさい。
火焔型土器、チョーカッコイイ。

たくさん見られた不思議なモチーフがあった。眼科医とかがおでこにつけている円盤状の鏡(額帯鏡)のようなタイプ。
平板ではなくて、2枚が少し開いているように配されていて立体的なんである。↓土器の渦巻きの両端が盛り上がっているところがちょっとそんな感じ。
もっとくっきりくっついている土器  ←渋川市道訓前遺跡
そのモチーフだけ拡大したかのような土器  ←岡田遺跡出土の釣手土器
この装飾は壺だけなく、土偶の後頭部にもあったり  ←韮崎市民俗資料館


で、撮影コーナー。3個 深鉢型土器 がありました。これはあきる野市雨間塚場出土、


あきる野市草花字草花前出土、


伊那市宮ノ前出土。



これ以上の混雑を避けるため、また持ち主の意向により 写真をあまり撮れないということは、自分に引き寄せるとわたしが写真の整理をあまりせずにすむということで、ブログの記事が長くならずにすむ、ということでもある。とはいえあれこれいいたいので、みんなリンクを貼ることになってしまう。

三内丸山遺跡の土製のクマ は3本脚が特徴だ。思い切ったデフォルメだが、クマの特徴をよく捉えていて愛らしい。リンク先は後ろ脚が短いが、展示はパーツが発見されたのか長くなっている。

巻貝形土製品 。これはトーハク本館1階の 常設で観たことがある。端正で美しい。貝に瘤のついた紐を巻きつけた意匠? 貝の種類を知りたかったが、軽く検索をかけただけでは分からなかった。バイ貝というよりはまだツブ貝の方が近い気がするけど、でもちょっと違うかなあ。図鑑を見なくちゃなあ。
巻貝の焼き物だとつい 野々村仁清の色絵法螺貝香炉 に連想が行くなあ。どちらも、この巻貝 美しいねえ!って思いながら作ったのがびしびし伝わってくるんだよなあ。


図録も買ったよ。大判でハードカバーで写真もたっぷり、解説も読み応えがある。お得です。



トーハク表慶館 外観 につづく



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