≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その2

2020-01-06 13:14:00 | 展覧会に行った話
国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その1 よりつづく

生野祥雲斎(しょうのしょううんさい) 七宝文煤竹網代編盛籃 昭和22年頃 煤竹、籐 アビー・コレクション
1904(明治37年)-1974(昭和49年)大分県別府市生まれ。。1967年に重要無形文化財「竹工芸」保持者(人間国宝)に認定された。
伝統的な編組作品から彫刻的な作品、竹の美しさを生かした簡素な造形の作品へと作風が変化した、とキャプションにあった。なるほど、この籃↑は伝統的な編組のステージなんだな。

生野祥雲斎 宗全華籃 1960-1965年頃 真竹、籐 アビー・コレクション


生野祥雲斎 盛籃 1960-1970年頃 真竹、紫竹 アビー・コレクション
たわめるのではなくきっちり折り曲げることも出来るのか。


生野祥雲斎 竹華器 怒濤 昭和31年 竹 国立近代美術館
これが観たかった!

見る角度で表情を変える。ひごの太さに変化がある。



縁のリズム。

節がある。ひごの幅の太いものがどれか分かる。


生野祥雲斎 白竹一重切花入 くいな笛 1960-1970年頃 真竹 アビー・コレクション
ラストステージの簡素な造形。くりぬかれた穴の下中心が少しだけ盛り上がっている。


生野徳三(しょうのとくぞう) 洸 平成5年 真竹、籐 アビー・コレクション
1942(昭和17年)- 大分市生まれ。父祥雲斎に師事。 ひごの太さに変化がある。下に映る影も面白い。


  国立近代美術館工芸館で『竹工芸名品展』を観てきた。その3 につづく


 

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