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≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

織り終わった。  夏の庭

2007-08-01 15:44:21 | 手織り

いまひとつ冴えない写真で失礼。
昨日織り終わりました。 10mに1、2cmばかり足りない長さ。
今度は水に通して、縮ませなければならない。
幅70cmあまりで長さが10mだと、けっこうな量です。

まだまだの腕だが、少しでも上達したい。
しばらく織っていると疲れてくるが、それからが勝負、と思って織った。
楽器でも水泳でも走るのでも、疲れてからのほうが無駄な力が抜けてくる (こともある) から。
疲れてからも織ることを数日続けたら (その日はどっと疲れた!)、
段々前よりも早く、しかも長時間織れるようになって来た。
ちょっと、嬉しい!!

でも、間違いに早く気付くようにならなければ。
ほどくのは、萎えます…。

むかーし川島テキスタイルスクールで、機織りは一通りざっと習ったけれど何年も前だし、
専攻科にいく前に辞めたしで、
ではいざやってみよう、となると、あれはどうするんだったっけ、が続出して困る。
近くに教わる相手がいるわけでもなし、本を見たり、後は自力で何とかしようともがいています。

30mくらい織って、少しずつ分かってきた。
本当にちょっとしたことがコツで、すごく大きな効果があるってことが。
ほんとーーーにちょっとしたことばかりなんですよ!
綜絖枠 (そうこうわく) があと3mm高いか低いか、とか、小管の巻き方とか。
まだまだ一人前になるには、修練が必要です。

って、機織りだけじゃなく、縫う心配もしなくちゃいけないぞ!!



では、夏の庭を。



エキナセア‘ホワイト・スワン’。
ご存知のとおり、キク科は集合花で、
この花は花芯が咲ききるまでなかなか時間がかかるようで、
夏の花なのに、すごく花持ちがよい。



ヘリオプシス。 姫ひまわりともいいます。
小ぶりの花を咲かせています。



エキノプス。 ルリ玉アザミともいいます。
あれえ!? 青い花ではなかったか!? と、去年の写真を探したが分からない。
変だなあ。

ここまでがキク科。



モナルダのピンク。
何年か前に表に植えたが、ピンクがイメージに合わなくて抜いてしまった。
(そして、かわりにモナルダの白を植えた。)
でも枯らすには忍びなく、裏に移した次第。 モナルダはシソ科。

暑い夏の日差しに負けず、これらの草花が元気に咲いています。



そして、和室の西日避けになっているのが、ブラックベリー。
ろくに手入れもしないのに、よく生ること。
摘んでは冷凍庫で貯めています。 ある程度貯まったらジャムにするつもり。

ふと見上げたらすぐ手前の軒下に、アシナガバチの巣があった!
よく見たら、葉にも巣があった!!
蜂が怖くてイチゴが採れない!?
かといって、殺虫剤を撒いたらイチゴは食べられなくなっちゃうし、
イチゴを採るのも、そーっと、そーっと、蜂を伺い伺い採ってます。 こえーーっ!!


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織り始めた。

2007-07-11 16:52:56 | 手織り

これは織り始める前の写真。
右が前回織った布の経糸 (たていと)。
左の白っぽいのがこれから織る布の経糸。

同じ布を織るなら、いちいち綜絖 (そうこう) や筬 (おさ) を通さず、
経糸を結び付けて引っ張ってくる方法を、経継ぎ (たてつぎ) といいます。
しかし、いちいち結び付けるのは大変です!
労力は変わらないんじゃないか? とか思いながら結んでいます。
では何でそうするのかというと、間違いを防ぎやすいから。
織り始めてから間違いに気付き、機に固定している部分を外したりまた付けたりするのが、大嫌いだから!



で、いま織っているのがこれ。
天気が悪くて、よい写真が撮れない。
モアレが出てしまってよく分からないところもあるが、
青い部分に白い絣が入っている。 微妙だなぁ。


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織り終わりっ!!!!!!

2007-05-17 12:18:25 | 手織り

嗚呼!長かった。
やっと織り終わった。

3月中に終わらせるつもりが、ひと月半も伸びた。

子供たちの春休みや、入学の準備、新学期が始まってしばらくのごたごた、連休、等々。
でも実は、最大の理由は、庭 (その次はブログ)、かも…。
おかげで、今年の庭は今までで一番よろしい。
バラやらスイカズラやら宿根草やら、いま、庭はつぼみでいっぱいだ!

5月のすがすがしい陽気の中、ついつい庭に出れば、1時間くらいは庭仕事をしてしまう。
無心に 「手を動かしている」 のは、本当に気持ちがよいものだ。
身も心も、なんだかすごく健康になっていくようだ。

庭のパセリや、セロリや、三つ葉や、ニラや、葉ニンニクや、アスパラガスや、山椒の新芽を
食べるのが、また楽しい。
シソはまだ本葉が2枚出たくらいで、食べられるようになるのは、もう少し先だな。
眺め、香りをかぎ、食べ、本当に庭は楽しい!

なんて言っているから、ちっとも織りが進まないのだ。
本当に煩悩に満ちているというか、よく気が散るというか、一本化できないというか。
なんとかならないでしょうか!?




これは、15日の裏の空。
左の木は、桜。 4月19日に、咲いたときの写真を載せている。
織り終わったときの気分は、↑こんな空のようだった。
さあ、ここで和んでないで、次に取り掛かろう!


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経継ぎ (たてつぎ)

2007-03-23 11:35:04 | 手織り

やっとのことで、経継ぎが終わりました。

一番向こうの針金のようなものが綜絖 (そうこう) で、
以前織った布の経糸 (たていと) がまだ通ったままになっている。
(ピンクの糸。)

それで、手前の白と赤の縞が今度織る布の経糸で、
ピンクの糸と結ばれている。
そうやって、経糸を結びつけることを、経継ぎといいます。

ちなみに、その手前の硬質塩化ビニールパイプは、新しい綾棒。
前回の木の棒は、経糸を巻くときに手伝ってくれた夫に、不評であった。
もっと太くて滑りのいいもののほうがいいんじゃないの、というので、
ホームセンターで買ってきて、端に穴を開けて紐を通した。
なるほど、とても調子がいい。
だけど、欠点がひとつ。
糸とこすれて静電気を帯びるのか、
糸を結んで端を切ったときに出るくずが、みんなくっついてしまう。

話がそれたが、経糸1,308本の経糸をいちいち結びつけるのには訳がある。
1本ずつ綜絖に、2本ずつ筬 (おさ) に通すよりも、
結び付けて手前に引っ張り出すほうが手間が少ないからである。
(写真には写っていないが、筬は綜絖より向こうになる。織るのは筬側なので、
つまりこの写真は反対から写していることになる。)

手間が少ない筈だったんだけれど、やってみたら思ったよりも大変だった。
しかも、機の幅ぎりぎりいっぱいまで通すので、結ぶわたしの入る場所がすごく狭い!
機の木の枠を乗り越え、踏み木や千切りを避けて機の中のスツールに乗るのは、
なかなかアクロバティカルな動作だ。
まるで、陣痛でハラホレヒレハレになっているのに高い分娩台にひらりとよじ登る、あの感覚。
(機はぼろで、ギシギシいうし。)
窮屈な格好で根を詰めてひたすら糸を結び付けていくのは、疲れましたよ…。
少しは機結びが上手になったかしら。

ひたすら結びながら、何で経継ぎするのか少し考えた。
そうか、綾を見ながら糸を取っていくだけだから、間違いが少ないのだ!
いちいち綜絖や筬に通すと、細心の注意を払っているつもりでも、
どうしても間違いが出てしまう (わたしの場合)。
通すところはあっていても、糸同士が絡み合っていると、うまく開口しない。

テンションもなるべく合わせて千巻きに結びつけ試し織りをはじめてから、間違いに気付くと、
なんだか萎えるのよねぇ。
また解いて結びつけなくっちゃいけないんだもの。
でも、経継ぎなら、そういう間違いは避けることができる。

織り始められるまで、あと少し!
がんばるぞー!!


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糸繰り完了

2007-03-04 17:13:09 | 手織り

やっと、やっとのことで、糸繰りが終わりました。
この場合、綛 (かせ)の状態から糸を木枠に巻き取ること。

ううう、これはもう、修行としかいいようがない。

30/2番手の綿糸だから、50gなら約1,270mになる計算。
染めたら縮むし、実際にはもう少し重いし、前後するとは思うけど。
1,270mの糸が、1本に繋がってぐるぐる巻きになっているんです、綛って。
その両端を結んであるところからほどいていくんだけれど、
すんなりいくとは限らない。

何もしていない綛なら、けっこううまくいくんだけれど、
やっぱり染めると、リスクは高まる。
うまくいったものは25分ですんだが、濃い紫にいたっては、あわせて7時間もかかった…。
空気酸化のときに、糸を落としてしまったからなあ。

ひびろのとり方をもう少し何とかしなければならない、と反省しました。
ひびろというのは、
綛の数箇所に、8の字 (か団子3つかそれ以上) に通してとめておく糸のことです。
それがきつすぎると、染めるときに染料がうまく入らないし、
ゆるすぎれば綛が乱れてほどきにくくなります。

ちょっとした段取りで、全然ややこしさが変わる。


これで、いよいよ整経 (せいけい) に取り掛かれます。
少し形になっていくようで、うきうきします。

整経は、デザインによってややこしさが全然違います。
わたしはつい凝ってしまうほうなのですが、さあ今回はどれくらいかかるでしょうか?
(前回のピンクは、その前の分の反動で、あまりややこしくしなかったのだ。)


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