
4月も半ばを過ぎて、(4月でも雪は降ったな)
30cm近くも雪が積もった!
でも、こんなに見事に晴れたので、雪掃きする必要もなくどんどん融けたけれど。
人間の眼って、「赤」 に敏感だと思う。
写真に撮ると、なんだかなぁ、って感じになっちゃうんだけれど、
実物を見ると、本当に淡くってもちゃんと山桜のピンクが目に飛び込んでくる。
春が来て嬉しくて、山桜の写真、けっこう撮るんですよ。
でも、パソコンで見ると、ダメ。 あれもこれもダメ。
で、そのなかではまだこの写真が少しは山桜と分かるかしら、と。
ソメイヨシノだけがだーっと並んで咲いているのって、あんまり風情がないよなぁ。
幹の黒っぽいのと薄いピンクだけじゃ、ダメだと思う。
そこに緑とか黄色とかあって、それでピンクが映えるのよ。
あ、でもよく取り合わされる菜の花の黄色は、品がなくてダメ。
やっぱりレンギョウや水仙でしょう。
いとわろし、徒然草みたいなことを書いたが、別に書いてみただけ。
ソメイヨシノの老婆じみているところも、あれはあれなりなんだけどね。
枝垂れが、花も小さめでいいよ。 等々。
...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...・...
まあ、その話は置いておいて。
17日に雪が融けたので、おかげさまで18日に無事、手織り木綿布の水通しが出来た。
よかった、よかった。
それでアイロンをかけるのだが、
機にかけていたのと反対側、いうなれば裏側を見て、ぶったまげたぞ!
表側は織りながら、織り傷をせっせと直しておいた。
見えていなかっただけで、同じくらい裏側にも織り傷があったのだよ。
なんてこと!!
いや、経糸 (たていと) を掬っていた、とか、そういうのではない。
単糸で絡みたがる緯糸 (よこいと) が、
自分で絡まって太くなったまま織り込んでいる、という織り傷だ。
ほんと、何で気付かないでどんどん織っちゃうんでしょう?
一瞬、かな~り萎えた。
使う分だけ、そのつど直せばいいじゃん、とか悪魔の囁きも聞こえたが、
やっぱ、そんなんじゃすぐに使える布じゃないじゃん、急がば回れ、
とかいう声も頭の中に聞こえて (いや、ぶつぶつ言って)、
諦めて目打ちやら待ち針を駆使して、余ったところをみんな端に持っていった。
つまり、布の端はあんまりきれいじゃない。
何でわたしが布で売らず、シャツで売るのか、という理由のひとつだったりする…。
ほら、自分で裁断すれば、織り傷が避けられるじゃない。
布の耳も見せないじゃない。
ひじょーに後ろ向きの理由でした。
(シャツをイメージして布を織っているから、というのが前向き表向きの理由。)
なりゆきでアイロン台を更にちゃぶ台の上に載せて、正座して作業をしていた。
わたしは近視なので、細かい作業は眼鏡を外してする。
つまり、時計職人のような、小泉八雲のような、むやみと高い台で作業をした。
頭を低くかがめて長く仕事をすると、
首がとっても凝って、そのうち吐き気までしてくるのを経験上知っているので、
こういうことになったのだが、
でも首は曲げない代わりに、腕を肩の高さにまで上げて仕事をする。
気付いたら、3時間以上もやっていた。
もう脚はがちがち、腕もだるい。 つかれた~。
それで今日、これから裁断だ。
クリックよろしく!→


