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≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

虎渓山 永保寺へ行った。その1

2024-01-15 17:28:35 | 行った話(展覧会以外)


昨年11月末に、受講していた松本市音楽ホールのチェンバロ講習会の最後の仕上げであるところの発表会が無事すんだ。その話やチェンバロの話はまた別の記事にしたいと思っているので ここではそれにふれない。
その発表会を見に母が神戸の方から松本まで来てくれたのだ。それで、車に母を乗せて実家へ帰った。年末年始の混む時期に神戸の方へ行きたくなかったので、一足早く移動したわけだ。

中央自動車道が東名高速道路に合流する17kmほど手前の虎渓山PAに車を駐車したまま てくてく歩くとなんと国宝を見ることが出来るので、せっかくだからそれを母に見せようと思ったのだ。
ただし、虎渓山PAは上りのみなので、松本から神戸へ向かっているときに寄ることは出来ない。それで多治見ICで高速道路を一旦おりた。

なぜそのようなことを知っているのかというと、9年ほどまえに神戸の方から群馬へ帰るときに虎渓山PAに車を置いて歩いたことがあるからだ。
 虎渓山 永保寺 HP

👆(トップの写真) 前回にも見た「下乗」という看板。同じ物のように見える。長持ちしているのは屋根の効果だろうか。
「下乗」という言葉はそのとき初めて知ったよ。
げじょう と読み、乗っている物から降りること、神社・仏閣などの境内に車馬を乗り入れてはならないこと、貴人に対する礼として馬からおりること、という意味だそうだ。


見事な紅葉の下をくぐり、
坂を下る。


坂の下に開けるのは境内だ。
紅葉は赤いしイチョウは黄色いし松は緑だし カラフルだ。11月末といえども晩秋とはいいがたい。


上の写真の右手の紅葉のかげにあるのが国宝の観音堂。
観音堂についてはその2で取り上げる。


上の上の写真でほぼ中央、イチョウのまえに写っている灯籠。
だらりとした釉薬が唐三彩のような、深緑が織部焼のような感じで、灯籠の火を入れるところ以外は焼き物に見える。多治見市は美濃焼の産地だもんな。




   虎渓山 永保寺へ行った。その2 へつづく




 
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虎渓山 永保寺へ行った。その2

2024-01-15 17:27:53 | 行った話(展覧会以外)
虎渓山 永保寺へ行った。その1 よりつづく

虎渓僧堂禅堂の門に葵と菊の透かしがある。
葵と菊ですよ!権力との関わりを感じます。

虎渓僧堂禅堂の塀は瓦を積んで固めたような感じで、横のラインが気持ちよい。
塀の上の瓦も端正だ。
この写真がもやっとしているのはスマホのズームレンズの方で撮ったから。ええ、今回もカメラを忘れました。


池に橋が架かっている。橋の中央に屋根が懸けてある。
橋の右手が その1 でちらと見えた国宝永保寺観音堂。
写真がよろしくない。虎渓山 永保寺 HP のトップ写真の方がよいのでぜひ見て下さい。ただし入れ替わるので2枚目以降。 



これが国宝 観音堂。威容を見せつける奈良のものに比べるとこじんまりとしつつも堂々とした風格で、細かい所が端正なのが気持ちよい。



梁の下の透かしがよろけている。桟唐戸の花狭間の組子もステキ。




   虎渓山 永保寺へ行った。その3 へつづく




 
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虎渓山 永保寺へ行った。その3

2024-01-15 17:26:43 | 行った話(展覧会以外)
虎渓山 永保寺へ行った。その2 よりつづく

小径ぞいに下ってゆくと土岐川に出る。


来た道を戻る。橋と観音堂が見える。
左手の方へ行くと少し上ってもう一つの国宝の開山堂もあるのだが、明るいうちに神戸に辿り着かなければ、という急いた心持ちもあってスルーしてしまった。
文化遺産オンライン 永保寺開山堂 の写真が見やすい。



これは永保寺の一部分。その1 の写真に写っていたイチョウのそばだ。唐草模様が優雅だ。



来た道を辿らず、横に上る細道を上がっていくと永保寺を一望出来た。観音堂の反りの優雅な屋根を見下ろす。



さらに坂を上っていくと朱の門が見えてくる。

永保寺には保寿院と続芳院が隣接しているが、この朱の門が印象的なのは保寿院。



保寿院のまえを通り過ぎ、道沿いに曲がって続芳院のまえを通り過ぎると元来た道に戻った。
車に戻り。神戸の方を目指した。




 
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皇居東御苑へ行った。その1

2023-05-26 12:31:20 | 行った話(展覧会以外)

東京駅からちょっと歩くと 皇居東御苑 の大手高麗門だ。入って右が大手門になる。

鋲だらけ。


振り返れば、大手町や丸の内のビルが門の背景。
ビルの窓ガラスの色と大手高麗門の雨樋の色が同じ青緑でいい感じ。


銃眼。階段で上がるんだな。


これが大手門。


1945年の空襲で消失した旧大手門に飾られていた鯱。


キャプション。




大手門を通り抜け、東御苑管理事務所の守衛所のまえを通り、大手三之門跡を通るといよいよ城の敷地に入った気がしてくる。
どちらに行こうかな? 庭や植物が見たかったので、右を選んだ。
皇居正門石橋旧飾電燈。なんか明治村っぽいって思ったらあった。 元々6基あったそうだ。残りの4基はいずこへ?




    皇居東御苑へ行った。その2 へつづく




 
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皇居東御苑へ行った。その2

2023-05-26 12:30:48 | 行った話(展覧会以外)
皇居東御苑へ行った。その1 よりつづく

素敵な花の咲いている木があった。花弁の裏の方が濃いピンクの一重のバラの花だが、樹形は紛れもなく樹木。サンショウバラだ!

ピンクのぼかしがたまらない。
庭に植える植物は、いくら魅力的でも、棘があったり手に負えないくらい大きくなるものや手間のかかるものはやめよう、と この春 決めたはずだが、サンショウバラは植えたい!


萼もヒップもトゲトゲ。


全体像。バラとは思えないよ。




    皇居東御苑へ行った。その3 へつづく



 
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