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【1/25追記あり】この時期のお稽古 または 安全に稽古場に集まるために

2018-01-24 13:57:42 | スタッフワーク
皆様ご無沙汰しております。研究員Mでございます。

【1/25 末尾に重要な追記をしました。論旨は変わりませんがご一読下されば幸いです。】

冬ですねえ。北陸地方福井県では今夜遅くまで雪に警戒ということになってございます。ご用心下さいますよう。

さて皆様ご承知の通り、芝居の稽古はまず人が集まらないとどうしようもありません。
フガLaboは今は次回に向けて読み合わせなど行っております(演目は決まり次第ご案内いたします)が、本番を間近に控えて稽古に励んでいるところもあるようです。

で、困るのが天候です。今の時期はもちろん雪、夏でも大雨など、座組メンバーの安全を脅かす要素は多々あります。特に本番前では一日でも多く稽古日を確保したいのと、安全を確保しなければならない、このジレンマに悩まされることになります。まして本番当日の悪天候は、お客様の安全確保の面からも大変シビアな判断を求められます。

そこで、天気予報について少しお話ししたいと思います。お役に立ちますかどうですか。


天気予報というと通りがいいでしょうか、気象庁が発表する情報には多種多様なものがありますが、今回は「気象情報」「注意報・警報」について少しご説明します。時間軸的には「気象情報」>「注意報・警報」の順に切迫していると受け取って貰ってかまいません。(そのほかの防災気象情報についてはここでは触れませんが、本当に様々あります)

まず、「気象情報」から。
2018/01/24 14:02 現在福井県に出ている「気象情報」は

大雪と高波及び風雪に関する福井県気象情報 第8号
平成30年1月24日05時49分 福井地方気象台発表


というものです。「気象情報」は、気象庁の解説では「警報・注意報に先立って注意・警戒を呼びかけたり、警報・注意報の発表中に現象の経過、予想、防災上の留意点等を解説したりするために「気象情報」という情報を発表しています。」となっています。

簡単に言えば「これから天気が悪くなるから充分気をつけろよ」とか「今の**はこれからこんな感じになるという予想だから十分注意しろよ」というような情報です。

ニュースなどで「気象庁では、○○に関する(気象)情報を出して警戒を呼びかけています」という言葉が聞こえてきたら、この「気象情報」が出ていることを示します。数日先の稽古日程を再検討する必要があります

その後、皆様おなじみの「注意報・警報」があります。
これは、おおむねその事象が予想される数時間前までに発表されるものです。ニュースで「注意を呼びかけています」「警戒するよう呼びかけています」は、それぞれ注意報・警報にあたる表現です。

大雨警報、大雪警報、暴風警報など、人の往来に重大な支障を及ぼすようであれば(※)稽古日程を変更すべきでしょう。当日〜翌日くらいのことになりますが、やむを得ないところです。(※その他の警報もありますがここでは触れません、触れないことを以て危険度が低いという訳ではありません)

気象に関する予警報、情報はさまざまあり、なかなか一般人が使いこなすことは難しいですが、ニュースの天気予報コーナーではある程度かいつまんで翻訳してくれます。天気が悪いな、とか、今週末本番なんだけどな、という時には、スタッフないし制作部は天候の推移にも気を配るべきでしょう。

いずれにせよ一番大事なことは、「危ないと思ったら躊躇なく中止する」です。稽古場に向かう最中に中止の連絡があっても、既に遅いかもしれないのです。稽古のロスはリカバリー可能ですが、事故による損害はそうはいきません。最悪役者がかけたり、スタッフがかけたりします。そうならないように、安全な日程を組んで下さい。

さて、ジレンマと言えば私が今入っております現場は来週末が本番で、まさに今、今日の稽古を決行するか中止するかの判断の瀬戸際にあります。
劇団みるめ野第2回公演「K少年と5人の女の夢」、フガLaboからは私と、先の公演「空と私のあいだ」でも活躍した椅子が参加いたします。2月3-4日、片町の西外れの「FLAT kitchen」というちょっと珍しいところが会場です。

御用とお急ぎのない方は、どうぞお越し下さいませ。
※公演案内およびチケット入手はリンク先をご覧下さい。

【1/25追記】
気象状況その他諸々を鑑みて「稽古を実施しても安全だという判断」をしても、稽古場に集まる役者に不安感を与える場合もあるでしょう。たとえば大雪警報は出ていない、暴風も吹いていない(が季節なりの強い風は吹き、雪が舞い視界不良になっている)状態、これは「ホワイトアウト」というほどのものではありませんが、普段より車の運転が危ないのは事実です。このような状態での運転は、心理的圧迫感が大きいことが容易に想像出来ます。

参加者にも疲労が溜まっているだろう場合、事故が起きやすくなるといってもよいでしょう。事故が起こってしまった場合は、例え自損だろうと少し雪山に突っ込んだだけで実害がなかろうと、人によっては大きなショックを受け回復に時間がかかります。

このような場合は、役者に休養を取らせるんだと割り切って稽古を休みにしてしまうのも一案かも知れません。



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