風のこたろう

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紙事情その2先生の苦労

2004年04月08日 | チンゲル亭過去日記

日本語科では、教科書は国際交流基金から年に1回30冊ほどの辞書、教科書、雑誌を無償で、供与されているだけです。

ですから、生徒はもちろんのことですが、先生もコピーをとって勉強をしています。
辞書にいたっては、現在8冊くらいしかなく、辞書が欲しいと言っています。
中には、最新の辞書電卓を持っている先生や学生もいますが、なかなか手に入らない辞書は貴重品のようです。 

将来、大学として、利潤が上がるようになったら、無償と言うわけには行かないが、コピーではない教科書を学生に与えたれるようになりたいと、言っていました。

モンゴルでは、最近までは、国立大学は無料だったのですが、今は、かなり高い授業料を払っているそうです。
その、大部分は先生への給料で消えてしまっているのが現状だそうです。
利潤を上げて、学生の福利厚生にまで資金が回るようになるのは、いつのことでしょう。

UBでは、なかなかしごとがなく、学生に仕事が回ってくるのは、観光シーズンの通訳くらいなものなのです。
日本の学生のように、バイトで親よりもお金を持っているなんてことはありえないのです。

こちらに来る前に、辞書電卓を購入したので、必要ないわけではないけれど、もうほとんど手にしないだろう辞書が本棚にたくさんあります。
我が家でさえそうなのだから、電子辞書やパソコンに切り替えて、重い大きな辞書が片隅に追いやられていることでしょう。
そういう日本中の辞書をかき集めたら、大変な量になることでしょう。
せめて、それらの辞書が日の目をみることがあるまで、焼き捨てられないことを祈ります。

今日の、ゲストは、今までの経験を生かして、生徒にただ楽しい話だけではなく、今まで習った言い回しを使って答えが出来るような、質問を設けたので、先生に対しても、満足の行く授業になったと思います。

その授業が、いつもお世話になっている花ちゃんの授業だったので、余計にうれしく充実感がありました。

そして、自己紹介の中で、それとなく彼女のおかげで、オルティンドーの練習が続けられていることも織り込むことが出来て、ちょっとだけお世話に報いられたかなと自己満足をしています。

    花ちゃんありがとう
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