風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

関吟本部連絡協議会

2014年09月23日 | 詩吟
本部より会長 副会長 常務理事がおいでになりました。
関吟のこれからについてのお願いやら、改定事項やらを伝えていただきました。
そして、会員からの要望などを真摯に受け止めてくださいました。

私自身の願いは、生の詩吟を聞きたいとお伝えしました。
HPに音源が入り、やっとのことで、CDが発売されたときは手をたたいて喜び、二枚目、三枚目と素晴らしい吟英を聞かせてもらい、手放しで喜んだのですが、音源と言うものは、出来上がった時点で、もう古い過去の音。続けて、切磋琢磨なさっているはずの上級者たちは、もしかしたらもう耳にしたくない音かもしれない。

やはり同じ空気を共有する、体の使い方、息遣い、その時の思いの届く、今のそして生の吟詠をどうしても聞きたい。

そのどうしようもない思いをお伝えしているとき、感情が激してしまいかなり恥ずかしい思いをしてしまいました。
情けない。


その後、いつもの幹事会帰りに立ち寄る中華料理のお店に、四人の首脳陣も一緒に食事に出かけました。

最初山口先生の隣に座ったときは、先輩のお話が延々と続いて、そのうち、会長は咳を変わられました。

その次に、隣に座ったのは、二人の副会長のうちのおひとりと隣になり、だんだん緊張が解けてくるにつれて、いろいろとお話を聞き出し、やがては、自らお話をしてくださいました。


「指導者は、下手でいいのですよ。」「正しく導いてあげればよいのです。」
「その人となりを、高めましょう。」
「富士山のすそ野似る人は富士のたかさがわからないものですよ。」



示唆の深い言葉を、その思いやりとともにいただきました。

私って、ものすごい思い違いをしていたなぁと、思いました。

山口先生からも、ものすごいDVDをお借りしたのですが、傷がついていて、再生困難の部分があって、今、あれこれ試しているところです。


ゆすぶられた魂は、今さまよいつつ、着地点に向かって、降下中。


そして、とても良いお話を聞いている最中、咳を移動した山口先生が吟詠指導をしている声が聞こえてきた。

先生からの直接指導なんて、うらやましいなぁ。

ただ、今回は、こんなにたくさんの幹事がのこっているのに、4人の方たちが一塊に座って、先輩が行って引き受けで、お話をなさっていたことが、とてももったいなかったなぁ。

4人の方たちが、気を利かして、みなさんの間に座ってくださればよいのに。
地方会員の忌憚のない意見を聞くつもりがあったなら、もっともよいチャンスだったのに。

私を山口会長の隣に座るよう指示してくださった野田 芦孝先生の心遣いに感謝。そして、隣に来てとお願いしたのに、来てくださらなかった芦孝会側の女性の強い遠慮に、がっかり。

そこを糸口に、席をばらまく良いチャンスだったのになぁ。

殿方は、召し上がった後に、本音が出ることがいつものことだったから、もっと、良い話をお土産をもって大阪本部にお帰り戴けたのに。

山口会長の段下がりのレクチャーは、そのような短時間では、身につけられなかったようですが、耳に残っていたら、いつかできるようになるはずです。

私は、山内副理事を独り占めにして、その穏やかな語り口で、いろんなヒントの隠されたお言葉を頂きました。

このところの、変調を解く鍵もあったり、訳の分からぬ焦燥感の原因がおぼろげにわかったり、初対面にの私に、これだけ心を揺さぶる言葉を下さるなんて、関吟一万四千人の会員の副会長を務められている方なのだなぁと、驚きました。

さて、山内副会長のおっしゃる富士山は、何?誰?


来年には、新しい教則本が出版されるとか。たのしみです。




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