風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

原点に戻って

2011年02月06日 | 詩吟
夢青葉教室の話が具体化し、スタートの刻限を4月からとしたのは、去年の今頃の玉高会の一泊旅行でした。

その前の年は、10周年大会の準備、実行で、忙しくしていましたから、何かと集まることは有っても、「できたらいいねぇ~」の言葉だけでした。

縁あって始まった、関東地区の玉高会のそのまた分会の10人足らずのグループです。
二つの学年にまたがっていますが、この年になると先輩後輩、男女はなくて、高校時代につるんで遊んでいたときの感覚で、思いついては楽しい計画を立て、いける人が行くという集まりです。

その気楽な仲間のうちの3人が母体となって、始まったのです。
それに、めぐりあわせって面白いねぇと言うようなタイミングで、再会したモンゴル時代の知り合いのお母さんが加わって、都合4人で始まりました。

とりわけ、Nさんの後押しがなかったら、刻限を決めるまでには至らず、未だに、「はじめたいねぇ~、いつにしようかなぁ~」といまでも言っているかもしれません。
おかげ様で、思いがけず早くに去年4月にスタートを切ることが出来ました。

始めのうちは、公にせず仲間内の楽しい会でということだったのです。




どんな形にせよ、始めるなら関吟本部への会員登録をしましょうと、さっさと会費を払ってくださったのも、Nさん。
そして会員登録をしたのなら、東京支部にも所属しましょう。
それだったら、支部の名簿に載せて、名簿には所属会場名が必要だから、と、とんとんと話が進みました。
思いがけず臨時の名無しの会だったはずが、名簿に載せるために急遽名前をつけてと手はずが進みました。
ゼロスタートから東京支部の10番目の練習場として、名前が載り支部のかたがたに認知されることになりました。

始めは、密かにはじめて、順調に続けられそうとなったら・・・などと悠長に構えていたのに。

イザ、始めてみると楽しくてしょうがないのでした。
月に1回と言うことで、いい意味での緊張感で毎回の練習が出来るのです。

そして、それぞれの顔と思いが手にとるようにわかる人数と狭さのおかげで、私が詩吟を始めたときのように、ざっくばらんな練習が始まりました。

秋の練成会では、全員が一緒に舞台に上がることも出来、これは、昨年の練成会の方針がかわり新しい試みをしたからでした。

従来の、一人ずつの独吟発表でしたら、一人で舞台袖から歩いて真ん中に進むまでに、初心者ならずとも舞い上がってしまいます。

手をつながんばかりに4人が並んで壇上に上がるのは、初心者にとっては心強くかんじたことでしょう。
おかげで、皆さん、実力どおりの吟をすることが出来、壇上で吟じる浮ウを味わわなくてすんだのかもしれません。


いろんな意味で、穏やかな波に乗って、夢青葉教室が動き出し、一つの山場を越えました。
山を越えたとたん、私の使用でお稽古のお休みを頂きました。

2ヶ月ぶりのお稽古でしたが、だれることなく、練習に参加してくださったメンバーに、心から感謝いたします。


さて、2月には、初めての他流試合(といっても同じ関吟で関東にある小金原支部への参加)と言うチャンスがあったのですが、まだ、外に出るのは早いので、出吟は見合わせました。


無理をせず、楽しい詩吟をと言うことで始めましたから、4月からの2年目も、背伸びをしないで、着実に歩を進めるつもりです。

会員登録1年が過ぎると初段の受験資格が与えられますが、もう少し吟の数を増やしてから受験といたしましょう。
これは、会員ご自身に問うことなく、指導者として独断で決めました。

これからは、一つの吟の充実と吟の数を増やすと言うジレンマに襲われるかもしれません。
三人のメンバーは、数よりも、一つ一つを大事に丁寧にという、私が去年お話したとおりの気持ちでいらっしゃいます。

ジレンマを感じているのは、私のみですが、この、ジレンマの大元の本当の気持ちは、何処にあるのか、私に問うているところです。

野田 芦孝先生からのメールに、『まず、原点の夢青葉を大切に・・・』とありました。

去年は、ひとまず始めることをしました。
今年は、『大切に』って、なにかを考えてみることにいたしましょう。

ゆっくり物を考えることの出来るのも、先生の私よりも遥かに大人のメンバーに支えられている夢青葉教室だからなのであります。

         
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当分このまま、4人で続くことでしょう。
お客様は大歓迎2月の会(20日)には、どなたが見学応援冷やかしに来てくださるでしょう。

おっと、この日は小金原の会ですから、東京支部の方はこられませんねぇ。
あの人は、お暇かなぁ、あの人は、まだ体調がもどらないみたいだから・・・
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