風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢青葉5月

2013年05月17日 | 詩吟
晴天に恵まれ、東村山駅からの桜並木もすっかり新緑に変わっていました。

今年で4回目の眺めが、とても新鮮に感じて、すっきりさわやかな気分で練習に行ける喜びを感じます。

風邪のおかげで、冬の体から夏の体への変換準備として、デトックスがおこなわれました。
すっきりした体で見る景色は、こんなにもすがすがしいものかと思います。

今日は、お一人欠席で、お一人ゲストを迎えての練習です。

吟題は、「花朝澱江を下る」 藤井抽O作

体操が久しぶりに思えるのは、今になって先月の練習日から体調が下り坂になり始めていて、少し上の空だったことがわかるのでした。

そのくらいひそやかに始まり急激に悪化し長引いた今年の春の風邪でした。

順番通りに、そしていつもより少し丁寧に説明を加えながら、時間いっぱいぎりぎりで、それぞれの独吟をしていただくことができました。

メンバーのTさん、ご自分で新たな発見。
「段さがりがもたついている」と。
聞き分ける耳ができたことが、上達のスタートと、みんなで喜び合いました。

Tさんは、7月にこの吟題でコンクールに出場を決めました。
コンクール出場を決め課題吟の中から吟を選ぶとき、その中にすでに習い終えている吟があることが、望ましいのです。
のんびりゆっくり練習をしている夢組は、習い終えた吟の数が少なく、課題吟の中に該当する吟がなかったのです。
出吟を申し込んでから、あわてて吟を習うということとなりました。
初めてのコンクールに出るにあたって、準備不足ではありますが、一つだけ、目標を設定して、そのクリアと、非日常の中で、どれだけ自分が自分を失わないでいられるのかいられないのかを経験してきましょうねと、決めました。

やはりコンクールとなると、さらに気を入れて練習をする気になるものです。
この気の入れ方ができるようになったのも4年目に入ったからであると思います。


友達関係から始まった教室で、切り替えをしながら練習に励んでいるつもりでも、どこか、緩いところがあるのではないかと、思うことがあります。
そのゆるさは、決して悪いものではないとは思うのです。
たまには、何かに挑戦する機会もあってよいから、その時、今までよりは、ちょっと違った緊張のもとに練習をしてみるのも、良いのかな。


そして、ゲストさん。
初めての参加に、いろいろと期待があったようですが、ご自身の所属する教室のやり方は、忘れていただいて、夢青葉のいつもの練習に参加をしていただきました。

ゲストさんも、同じコンクールに出場されるようで、その吟の指導をしてほしかったようですが、親師範にきっちりと習うことをお勧めしました。
今日、初めて練習に参加して頂いて、リクエストに応える時間はなかったと、わかって頂いたかと思います。

それでも、良しと感じたら、またいらっしゃるのかなとおもいます。いつでも、どうぞ。


夢組の教室運営をしながら、きっぱりと決めているはずのことも、他教室のやり方をうかがうにつけ、心は揺れます。いったんは揺れても元に戻っているので、今のところ自分で自分に安心しています。

それぞれの方法には、必ず良いところも足りないところもあり、隣の芝生は赤くみえるものです。と、自分に言い聞かせるのでした。

その、良いとこ取りができるのが、東京芦孝会の良いところなのです。

そして、その良いとこ取りをしに、明日は江戸川詩吟道場にお世話になりに行きます。
よろしくお願いいたします。


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