和歌の吟詠を曲がりなりにも教室で取り上げられるように、との一念発起して、
様々な思いに揺れ動いていました。
古賀千翔先生のdvdの指導の音源を聞き直し、カラオケで練習してはいましたが、
自己練習だけでは、満足度が低いのです。
何年も前に、「四万十に」を私の詩に決めてから、何の進展もなく無為に日々が
過ぎさり、発声にも問題がおきたりしていました。
やがて、去年の古賀千翔先生のzoomによるご指導を受けてから、また、少し前進した気分。
小さいながらも手ごたえを感じていました。
今、一番気を付けていることは、三半 三の音程を確保すること。
はじめの言葉の、子音を意識して発声し、聴きとれる声を出すこと。
そして、整体的により胸が開いてきたことと相まって、弱い音、低い音も
前に出るはっきりした発声のコツをつかみつつあります。
すると、和歌への思いがどんどん膨らんでいきます。
その思いが実現して居るのかどうかは、録音に頼らずどなたかに聞いていただくこと。
和歌だから、優しく愛らしく吟じるのではないこと、詩吟を詠うこと。
苦手意識を無くしたら、上級の吟詠ができていなくても大丈夫。
教場でも取り上げらるようになる様心していきます。
その気持ちに、踏ん切りをつけたのが、先日の和歌を披露し一度は落胆をしたものの、
その数日後にほかの方のご意見を聞く機会を得たときのことです。
彼女は、いつもそうなのですが、細かい部分を良く聞き分けていました。
そして、自分なりに和歌の魅力を受けとめて、言葉にして下さいました。
漢詩と和歌の違いもきちんと受け止めていました。
その彼女は、私の吟詠がすきだといってくれているので、危ぶみました。
けれど、良く言葉をきいていると、ただやみくもに褒めてくれたのではないことが
分かったので、随分と励みになりました。
これが、本物になるよう、また、裏切らないように切磋琢磨です。
まず、本音を言ってくださるどなたかに聞いていただくことです。
機会を探してみるとしましょう。