風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

春の会中止

2021年05月03日 | 詩吟
「三密を避ける」という命題に対して、芦孝会の決定は、私の考えとはちがっていました。私は私なりの考えを通すことを許されて?(押し通して?)、数か月が過ぎました。
この度の緊急事態宣言を受けて、予定していた芦孝会春の行事が時間短縮を経て中止となりました。

「吟詩日本」春号(193号) 総本部会長地藏哲皚 会長メッセージには『自立自助の精神で活力ある毎日を目指して』とあります。

「会員一人一人が主役」という考え方あっての『自立自助』は、関吟の美風です。
こんな時だから、一人一人が、流されること無く、貫かねばならないことは何かを考えています。

さて、と思っていたら、その次のページに「藤澤黄坡先生遺文『巻頭言』について」、という室屋鷺幽監事の記事がありました。
わかっているつもりの巻頭言を改めてかみしめることができました。
次回の練習では、このページを読みなおしましょう。
準備中の教室では、「巻頭言」ゆっくりと発声しましょう。


コロナによる緊急事態宣言下で、予定していた練習ができず、練習量が圧涛Iに少なくなったままで、もともと、吟じ込みの少ない詩を吟じるのかと、吟題変更も頭をよぎりました。
練習量以前にこの程度の読み込みで、発表して良いのかとも思います。

果たして、当日私は、この事態なのに出席するの?と迷うことしきり。自分の考えをどう表明するのかということに迷いました。
決めかねている時に、中止の連絡が来ました。安堵しました。

自分にとっての詩吟についても、考えました。
この先、長く続けるための方策も考えました。

結果、攻めることなく、平常心で、おだやかに、過ごすことに意義があると思いました。
一回りして、始まりに戻った事になりました。


  自分の自転車に油を注し、
    ギコギコ漕ぎつづけるしか前へは進めないのだ。

              「永遠のおでかけ」  益田ミリ 毎日新聞出版




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