風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

左の方へ傾いている体

2021年03月14日 | 体を整える
「左に傾いている」その言葉は、山田先生から始めて聞きました。

これまで、続けてきた体操と施術は、そこに向けて行われていたようです。
ちっとも知りませんでした。
「傾いている」の整体的な意味は、私の認識するのとは違っているのかもしれません。
鏡を見ただけでは、分かりません。無意識に、鏡を見て修正しているのかもしれませんね。

その傾きは、左の支えが弱いから起こった事です。ふんふん、それは、分かります。
支えが弱いのは、力が抜けているのだから、そこを起点として、あらゆる方面に向けての不調が連鎖して起き、ひろがっていきます。
その弱いところを、強化していくための体操が、効を奏して動き始めたので、先生は、言葉にしたのだろうなと、想像する。

山田先生は、施術の時、その時の私の心身の状況に応じて、操法の手順が違うようです。
毎回、状況を読んで、そのたびに、必要な手当てをしていたということです。
井本整体は、オーダーメイドで施術が行われるとは、このことです。


「左に傾いている」ことを、最初に私が聞いていたら、つじつま合わせの行動が起きて、いたことでしょう。
土台からゆっくり積み上げていく整体に対して、その先を知ったつもりになって先回りをしてはいけません。

傾いていることの意味、弱いということの意味、それを踏まえて、私の心の癖を読み取って、今、一番ふさわしいところに手を差し伸べる。
それが、山田先生の施術すなわち井本整体の操法です。

この一年で、ゆっくりさせてもらったおかげで、時間をかけて、体と向き合いました。
おかげで、気がついてなかった首から上のこわばり、こだわり、苦しさ、痛みが軽減されました。

ゆとりによって、ゆっくりとその原因に向き合えたからです。

すっかり解決を見たと思っていても、長年の癖は、ひょっこりと顔を出します。
体の癖は、熱タオルと体操で、積極的に修正していきます。
心の癖は、柔軟になった体が、優しく受け止めてくれれるはず。

それでも、何かのキーワードで、突然訪れる心の痛みは、もうそれは傷を負ったとの記憶でしかないのに、あたかも今も、血を流しているが如くに大げさに感じてしまうことがあります。
一度覚えてしまったものは、なかなか、忘れ去ることができないようです。

それは、弱さからくるものですか?と問うてみたけれど、答えはない。

 ”泣くくらいじゃったら、笑ったるわ、アハハ・・・
                 「もうええわ」by藤井 風


時間がかかっても、遠まわりでも、基礎から修正していくことを、今、習っています。
ただやみくもに言われた通りにするというところから、一段登ったかもしれない。
心身の柔軟性がもう少し戻ってきたら、風君のように、笑ったるわ、アハハとね。
ふるさと言葉は、いいね。
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