風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

日詩協首都圏決戦

2018年02月17日 | 詩吟
日本詩吟協会首都圏決戦大会にエントリーしました。

おかげさまで、六本の部で、入賞し、全国決戦出場認定されました。

朝から、家族の風邪っぴきのおかげで、自分のエントリーの刻限に間に合うように遅れて出かけることとなりましたが、危うく遅刻をするところでした。

受付を済ませ、発声練習に出かけたのですが、一声しただけで、心臓がバクバクで、練習になりません。

そして、ロビーで、伴奏を聞いていてもちっとも集中できず、同じところばかり聞いていました。

丹田に「ん!」と力を入れてみるものの、ドキドキは一瞬収まるものの、脈拍は上がりっぱなし。

座席に水を取りに行ったり、トイレに行ったり、落ち着きのないこと甚だしい。

とうとう、10番前が来たので、控えに行くと、10分の休憩が入ります。とのこと。
また、ロビーに逆戻り。

もう待っていられなくなって、舞台下手の吟者控えに行くと、もう7人の人が集まっていました。
皆さん、そうなのねぇ、でも、どの人も落ち着き払っているように見えました。

体操やら、おまじないやら、水を飲んだり、あれこれしているうちに、順番が。

名前を呼ばれて、送り出され、マイクの調整をしていると音響のミスで、ストップがかかり、いったん退場。
また名前を呼ばれて、マイクに到達するとまたストップ。
都合二度のやり直しに、出たり入ったりしているうちに、やけくそになったのか、脈拍が収まってきたみたい。
その間の、私の様子は、やけくそ感が出ていたのか、落ち着いていたのか、憤慨していたのかどれだったろう?

舞台を行きつ戻りつ、歩いている間に、なんだか、バクバクはなくなったのだけれど、吟詠の組み立てをして、特に気を付けて発声をしなくてはいけない部分のチェックが外れてしまったようです。
そのため、転句の声の響きはいつものとおりよかったけれど、せっかく改善できていた低音部の声のささえとふとさが、ちっともなかったようです。

それは、野田会長の直後の指摘で、分かった次第。
起句から承句へと、転句から結句へとつながる部分の低音部分が弱かったとのコメントでした。

あ、そうだった!
昨日までの練習では、低音を効かせるために、ある工夫と努力をしていたのに、わすれていた!
あぁ、残念。あぁ、がっかり。

高音部の音の響きはよかったそうです。
こんなコメントをしていただいたのは、初めてです。
もっとも、予選通過ができて、たまたま会長がお手隙で、吟詠直後に言葉を交わせたからなのですが。


このコンクール独自の、得点と、コメント・アドバイスを頂けるしくみは、とても良いと思います。

その中で、うれしかったのは、「言葉が明瞭で、自然である」という言葉でした。

自然である」ほんとに、ウフフです。


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