風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

2017年12月02日 | 徒然に日々のことを
宮下奈都著 「つぼみ」P53

基本を身につけるべき時に、何も考えないのでは進歩がない。型に沿って活けていくときに、型を信じ、その意味を考えさらにそこに自分の感性を足す。そうでなければ、活けても活けても成長はない。---高校生に花を教える講師のことば


同 p95~
いちばんを突き詰めていくと、これしかない、というところに行きあたる。それが型と言うものだと私は思っているよ。 ーーーお花を習う女子高生の祖母のことば 

同 p95~
型って、もしかするとすごいものなんじゃないか。たくさんの知恵に育まれてきた果実みたいなもの。齧ってもみないなんて、あまりにももったいないもの。今は型を身につける時なのかもしれない。いつか、私自身の花を活けるために。
 今は修行の時だ。そう思ったら楽しくなった。型を意識して、集中して活ける。型を身体に叩き込むよう、何度も練習する。型を自分のものにしたい。
いつかその型を破るときのために。 
    ---花を習う女子高生のことば
 


コメント