風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

25番 大山

2017年05月11日 | 詩吟
今日の練習は、終始ディスカッション。

一番のテーマは、大山。

洗礼を受けた吟詠の形というものは、特に口伝で習い覚えたものは、忘れない、忘れられないものなのです。
最初から育てて頂いた先生の形を無理をして変えることはない。
大事になさいねと、再入会で青葉にご縁のあった会員さんには、言っています。

夢青葉に来て大山のレクチャーを受けてからというもの、その会員さんは、律儀に私の譜名25番 大山を自分のものにしようと、努力をなさっていました。
後輩さんたちには、助言を差し上げられるようになっています。

今では、最初にどんな大山を吟じていたのか、わからなくなりましたと言っています。
彼女の先生には、申し訳ないのですが、嬉しいと喜んでいいのかなぁ。。。

そのメモとは


さて、このメモの言わんとしているところは、わかるかな~


このメモを間に、「ここでクレッシェンドして、押すんですけど、まだ、「揺り」にならなくて…」

「先生のは、・・・」

「関吟の大山は、長いですよねぇ。」

「大山って、いろいろとバリエーションがあって、絶句には三回も出てくることがありますから、上級の方たちは、どれを使うか考えながらやってらっしゃいますよね。。。」

ん?それって、考えなくてもできるようになりたいってことだったの?

始めて見せてもらったノートを間にして、いつまでも、意見の交換が続きます。

このやり取りを楽しみ、また、次への興味が生まれて、次々と会話が続きました。
ディスカッションといいつつ、詩吟にまつわる楽しいガールズトークになりました。



○○さんに質問された時にメモったものや、模範吟の時の、聞き取りなどの時に、耳からのデータをノートに視覚化したのは、貴重です。

山には、何種類か、あって、それぞれの味がありますよね。・・・

感覚で覚える人なのに、きっちりメモもわかりやすくとれる人なのね。




今日の、大山以外をテーマにした話も、理論派の○○さんがいてくれたら、もっとおもしろいのにねえ。
基本の基が体に入って、自分なりの吟詠に取り組めるようになったので、これから、面白くなるのにと、二人で、不在を残念がる。


今までは、口伝をモットーとして練習を展開してきました。
これからは、その得たものを、楽しく言葉で表現し、伝えることができるように、言葉も使いましょう。

この、練習の形は、自分の姿も、もしかしたら、見えてくるかもしれない。
まず、自分の姿をよく知ったら、これからの練習の組み立ても、割合簡単にできることでしょう。

もちろん、声を出しての練習は、一番大事です。
練習があっての、ディスカッションです。

そのほかに、面白かったのは、如何に、「40代50代の男性の詩吟への興味を惹く」かという、面白い命題について、アイディアを練っていたと思いがけないことを聞く。

さすがに彼女、考える視点がまるで違って、面白いなぁ。

こんな話も、たまには、良いねぇ。

まだ、体調が整わず大きな声の出せない会員さんとの、練習方法その1です。

一人だけの参加だから、できることでした。
これだけのことができるなら、一人も悪くはないなぁ。

一人だけ時間をとってもらうのは、とか、いまさら聞けないな、とか、暫定スルーの問題を、じっくり考え、解けない問題は、共に考え研究する。

今だからできることがを、相手によって、変えていける練習もとても良いと思う。

まだまだ、捨てたものじゃない。

これができるなら、まだ、会員獲得についてのアクションは、先のことだ。





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