風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

中央会納会

2016年12月25日 | 詩吟
今年1年の、すべての最後の詩吟の会。
一言のあと一吟。

皆さん最近は、一言の時は一言で、終わりにして、さっさと吟詠に移られます。私は、予定していた言葉を飲み込んで、なんだかほかのことを言う気になってしまって、とりとめもなくしゃべり始めて、下手なスピーチになってしまいました。


私の役目として、もっと芦孝先生のことを、語らねばならなかったはずなのに、それをしてこなかった。
かといって、芦孝先生は、苦労話や手柄話を喜ぶ方ではないのは、重々承知なので、会員さんたちに話す切り口がわからなかったのです。

とはいえ、この、語るということは、私の10年のブランクがなければ、もうとっくに始まっていただろうし、こんな、スピーチをすることもなかったと思うのです。

10年のブランクの間に幹事会が組織的になり、強いエネルギーをもって前進していたから、私の出る幕はなかったのです。

それもそのはず、私は、復帰した時、精神的に不安定で、心にうるおいのない状態でしたから、そんな前向きの行動は、今思うとできなかったのです。
 
むしろ、詩吟をすることで、回復の手助けをしていただいていたようなものでした。

それを、忘れていました。

「芦」を持つ人たちよ、もっと、「芦」について考えようではないか。

享受することが当たり前の生き方ではなく、「芦」一家として、自分のことだけでなく何を考え行動しなければならないか、考えようよ。

そんなことを言いたかったのですが、全く反対の受け取り方をする人もいて、私の、スピーチは見事に玉砕でした。
ただ、ひとさまの時間を奪い取っただけでした。



私は、「照」でありながら、芦孝会に身を置き、その時間の方がとっくに長くなりました。
庇を借りて、好きなことだけをしてきた、させていただいてきたこの長い時間を振り返ると、どれだけたくさんのものを受け取ってきたことか枚挙にいとまがありません。

そのことによって、朋友を得、心に潤いを取り戻し、「ときめき」を感じるようになったことは、喜びと感謝に堪えません。


そうよねぇ、その感謝だけを伝えればよかったのに、誰かのことを励まそうとしたり、ときめいてますか?なんて尋ねたり、やはり、ちゃんと準備したコンパクトなことばを言わねばね。

気持ちが軽くなると、ペダルも軽くなって、暴走するのね。


年の終わりに、大反省をしました。新年を迎えたら、謙虚に飛ばねば。

来年は酉年。酒と言う字に似ているねぇ。
酒と、朋友。いいねぇ。



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