風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

コンクール

2011年06月12日 | 詩吟
なかのZEROホールにて、『平成23年度 名流吟詠剣詩舞鑑賞会』(東日本大震災チャリティー)が開催され応援に行ってきました。

関西吟詩文化協会東京支部から、4つのグループで参加しました。

3つのグループは、それぞれ3人組で、律詩合連吟コンクールに、あと一つは各流各会大合吟に出場しました。

お揃いの赤い蝶ネクタイは、東京支部のしるしです。

コンクールにはそれぞれ、「大楠公」「水戸八景」で、腕を競いました。

大楠公の出だし「あかさかのしろ~」は、どのグループも苦心しているようでした。
我が東京支部は、なかなかのものでした。
出だしを制するものは・・・と言われますが、大体出だしが注目されるものは、最後まで魅力的な吟をなさいます。

衣装は、男性は、式服あるいはダークスーツにネクタイで、改まった服装になりますが、女性は多彩でした。

着物はもちろん、コーラスの人たちがよく着るブラウスに黒のスカートが、そして胸にコサージュ。
あるいは、アンサンブルあり、スーツあり、ワンピースあり。

お揃いのものを着用した人は別として、それぞれ個性発揮の組み合わせで、楽しんでいらっしゃったようです。

コンクールの結果はどうなったのでしょう。
詩吟だけを聞かせてもらって早めに退出したので、結果はわかりません。



写真は今日出場の面々、(野田 芦孝先生は大会役員のためお忙しくはいっていません)
それから、お澄ましの顔をする前の写真です。それぞれが、それぞれらしく写っているのが、面白いと思いませんか。
なので、小さい写真にしました。。。

そして、今日の私にとっての目玉は、「実験劇場(ノーマイク・無伴奏)」の部です。
10人の方が、舞台で、マイクも伴奏も無しで詩吟をなさいました。

いまどき勇気ある方たちです。

学生の頃は、一般の発表会でも、ノーマイク 無伴奏は当たり前。前の人の高さにつられて、惨憺たる結果に終わる事が珍しくなく起こりました。

今は、伴奏がつくことで、自分のベストの高さでうたい始めることが出来、マイクのおかげで声を張り上げることもなく、ゆとりで小細工が出来るようになりました。

最近、応援に行くことがなかったのですが、この実験劇場にとても魅力を感じて、牛にひかれて善光寺気分でした。
今日の皆さんは、落ち着いて前の人につられることなく、吟じられました。
すごいことです。

東京支部は、詩吟のいろんなグループに参加していますが、この日本詩道家協会は、去年入会したばかりで、今回がはじめての参加なのです。

さて、結果やいかに、そして、日本詩道家協会の皆さんには、関西吟詩文化協会東京支部は、どんな印象を与えたのでしょう。

次の詩吟の会に、その後日談を聞くことにしましょう。

そのほか、詩吟の会につき物の、剣舞詩舞の部では、杜甫作 「春望」がありました。
中国風の衣装に、半月型の剣を持って、舞をなさいました。
携帯カメラなので、動きのあるものはブレブレで、この一枚が何とか見られる(私の腕では)
剣詩舞(二)では、春望のほか富士山、山行、などの詩舞がとても美しく、剣舞を彷彿とする舞すがたで、潔くすがすがしく、あんなふうに舞えたら気持ちがよいだろうなぁと、素人ながら思ったのです。


たまには、他流の集まる会もよいものですねぇ。



コメント