風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ライブの余韻

2010年09月07日 | 徒然に日々のことを
オルティンドーの三枝彩子のライブは、何回か聞きにいっていますが、聞いているときはもちろん、そのあとの数日間も余韻が続いて、良い心地なのです。

最近は、バイオリンのゆり子さんと一緒のことが多く、先日の葡萄舎のライブは、ホーミーなど倍音を主題とする岡山守治さんと薩摩びわの後藤幸浩さんの参加もあって、面白い舞台でした。

圧涛Iな声量を、生で聞けたことが、大きなゆさぶりを産みました。
口下手な彩子さんをゆり子さんがしっかり支えて、名コンビ。
そこに、岡山さんのだみ声、薩摩びわがいい感じに絡み合って、単一のライブより重なり合った複雑により合わさった音が、耳に心地よかった。
三枝彩子のライブのよいところは、戦わないってことかなぁ。

駱駝の曲がたまってきているので、そのラインでのライブや、CDなども楽しみですねぇ。

新しい曲のレパートリーも増えてきて、豆本の原稿作りもあるのに、どうやって時間を使っているのやらと、感心をするのです。





忙しい彩子さんの生活を想像するとき、幼いお子さんの子育てもある中で、本当にすごいなぁと思っていると、私の子育て、介護の生活を思い出してしまった。


子育てをしているときは、時間が最速で流れていて、マトリックスや中国の武道の出てくる映画の紐で吊り下げられているかのように、飛び回り、着地したとしてもつま先くらいで、また次の的に向かって飛び回っていたように思う。

そんな時、着地面積は、3センチ四方くらいかな、イメージするとしたらだけれど、今は、時間が有りすぎて、どっかりと座り込んで大きなお尻が何センチとは言いがたいけれど、一時に比べると何倍もの着地面積を必要とし、長時間着地している。
もう、あの吊り下げる紐を作り出す元気はないだろうなぁ。あの、紐は、どこからどうやって出現し、そして、いなくなったのだろう。
いや、紐ははじめからなかった、超人的なジャンプ力があったのかもねぇ。。。

そのころは、決して狭いと思ったことがなかった3LDKのマイホームが、人数が3人も減り、2人と1匹しかいなくなったのに、とても狭く感じるようになったのは、その着地面積と着地時間の差によるものらしい。


沢山の時間を手にして、今までに避けて通ってきたことをやらねばならぬと言う強迫観念に襲われることがあり、今までの、忙しさを懐かしがったりしている。

けれど、この、時間がゆったり流れるということに感謝しつつ、雑念を起さない程度の忙しさを(暇さ?)を作り上げたいなぁ。





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