盗られるなら、私の財布のほうがよかったのに。
でも、一枚も写真を撮ってないうちだったので、良かったじゃないと、私は真剣に思うのです。
そう思っている私は、夫に対して十分な慰めの言葉をかけてあげられなかったと、今日になって少々反省しています。
昨日は、私にとってこれ以上は無いいい日で、しかも娘からの荷物も届いたのですから、ものが無くなった位では、びくともしなかったのです。
夫は、これだけバッグが切られているのに、体に傷が無くてよかった。と、言ってくれたというのに。
私は、ずいぶん身勝手だなぁ。お気楽というか、苦労して働いてないものだから、お金やものに執着が無いというか、夫の働きに感謝が無いというか。
もっと、惜しがってあげればよかったなぁ。
しかも、初めてといっていいほどの病気で、落ち込んでいるときに。
弱り目に祟り目というのはこのことか。
しかし、夫のカメラは無事で、私のバッグが切られた上に財布かデジカメが盗られていたとしたら、夫の心配は極限に達したかもしれません。
先日、白タクに仕方なく乗ってしまったこともあって、もしかしたら、単独外出禁止令にまで発展したかもしれません。
娘は、中国の2年間の派遣期間に旅行先のホテルの鍵が壊れていたために、留守に空き巣が入って筆記用具とそれを入れた巾着が盗まれただけだったのは、幸運だったんだねと言っていました。
今朝、お休みの日にしては、早い時間に電話をもらいました。
はっきりと、予想したより長い来蒙期間を告げてくれたのは、父親へのエールだったようです。
優しい娘を持って、よかったねぇ。
電話の後ろで、甘えん坊の鼓太郎の鳴き声が聞こえました。
娘の声を聞く夫は、うれしそうに照れていました。
一日のことを書くのに、4日分もスペースをとりました。
読むのに疲れたことでしょう。私も、書くのにずいぶん迷ったせいもあり、疲れました。
画像もやっぱり、アップできません。
ほんとは撮ってはいけない美術館の迫力ある絵画も見せたいのに。