goo blog サービス終了のお知らせ 

風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

私の宝物

2023年07月19日 | 詩吟

    

    

 公益社団法人 関西吟詩文化協会 松野春秀愛吟集

このCDは、もう購入が出来ません。
漢詩、読み方、解説も掲載されていますのでお楽しみください。
あるいは、「関吟」 「松野春秀」http://www.kangin.or.jp/learning/text/japanese/k_A3_082.html 他

YouTubeでも上記のキーワードでご覧いただけます。
コメント

そのお方は、猫好き

2023年07月17日 | 詩吟
素敵な衣装の、素敵な紳士に会いました。

ボトムは、袴仕様です。
正面から見た時のボトムは、ベルトで着用していても
見事な袴のラインが出ていました。
あれを写真で撮らせてもらうべきだった!
      

後姿は、猫の模様が透けて見えたので、なんですか?と
尋ねたら、わざわざ上着を脱いで見せてくれました。
浮世絵です。

東急新横浜線の新横浜駅改札前ですれ違いました。
見ず知らずのお方に、後先考えず声をかけ、写真を撮らせて
いただくなんて初めてのこと。

詩吟の衣装について考えているので。

「詩吟」をキーワードに、何かしら猫がそこに作用して、突拍子も
ないことを起こしました。これで、二度目。

お名前も効かず、写真だけ取らせていただいて、
大きにありがとうございました。
ブログに載せますとお断りをしてあります。
如何様にもとのお申し出に、あり難く掲載させていただきました。

後姿はちょっと光っていますが、袴のグレーとの調和が素敵です。

とても姿勢の良い方でした。

さりげなく、装いながら、実は中身のあれこれは、
ものすごい技と知識がつまっているのではと、
電車の中で気がついて、恐れ多い思いがしました。

    詩吟の極意ですよ。

あ、そうそう、写真のセンスもないですけどと申しましたら、
煮て食おうと、焼いて食おうととおっしゃっていただきました。
すっかり中身も見透かされた、その上でのご協力でした。
ありがとうございます。


コメント (2)

令和5年度ポリドール全国吟詠コンクール関東地区予選結果

2023年07月15日 | 詩吟
日時 令和5年7月15日(土)
場所 品川区立 荏原文化センター
 

  和歌・短歌の部            

優勝  白田英夫            
準優勝 永田真由美         
三位  藤岡玲子           
入賞 冨安和雄           
   安藤忠勝                
   松原裕子               
   白石克巳               
   安藤啓子                
                        
                        
 青年の部                  
                        
優勝 藤岡玲子                
準優勝有川由美                
三位 黒木美加                


   壮年の部

優勝  境 文生
準優勝 白田英夫
三位  喜多百合子
以下入賞 白石克巳
     永田真由美
     蒲生眞知子
     比樂雅一
     安藤忠勝
     冨安和雄
     早野 榮
     島根 晃
     高尾淑子
     松原裕子  
     田中喜三郎
     安藤啓子
            
   ※ 二部門制覇!
   ※ ご夫妻で、二部門制覇!!の報は、間違いでした。
     同姓ですがご夫妻ではありません。
     訂正してお詫び申し上げます。

本選出場おめでとうございます!
   ≪本選 : 令和5年10月9日(祝)  於 大阪府大東市立市民会館≫

壮年の部力及ばず本選に出場叶いませんでした入賞者された方
今後のご活躍を期待しています。
新沼輝彦 矢澤秀男 森田ひろみ 森川浩子 干場眞知子 竹田和枝 鵜川伊津子
          
  


コメント

夢松風補習教室 音程と型と

2023年07月12日 | 詩吟
破格の笑顔を見ることが出来ました。
なんて嬉しいのでしょう。
試行錯誤の末、やっと、ご自分で結論を出しました。
その吟詠方針で詠った吟を聞かせてもらいました。
安定したとても素晴らしい吟詠に、皆拍手でした。

これまで、音程を外すという命題に考えられる限りの可能性を試しました。

数か月前、解決したかに見えたのですが、それは、続けるにはかなり無理が
あり、却下となりました。
今までをご破算にして、また、考え直す。

箏アーティスト LEOさんが、題名のない音楽会の中でおっしゃいました。
        「声に楽器の音程をあわせてきたのです。」

いまは、どうだろう?
詩吟を習っていくうちに、調子笛、コンダクター、伴奏CDと便利グッズが増えました。
それで、なかなか覚えにくかった人が、家での練習も可能にしました。
やり易くなってきました。
声を道具に合わせることによって成り立ち、何の不思議もなく今まで来ました。

三枝綾子さんに聴いたオルティンドーの歌手の音程のエピソード、そして、
最近のLEOさんの話とで、主体がどっちにあるのかなと、気がつきました。

楽器の音程に難なく合わせられる人は、良いのですが、合わせ難い人にとって
楽器は敵になります。

道具の音程に合わせねばならないために、詩吟教室に通いながら、悩みを抱え
楽しめないのは、本末転倒。

結局、今日、Mさんが自分で出した結論は、「もう1本音程を下げる。」
そんな提案をしたときもあったのに、その時は、気持ちにしっくりこなくて
却下された時もありました。
そして、一回り悩んで、音程を下げる。
全くのアカペラで詠うのは、無理があるので、やはりコンダクターは必要
なのです。
ここにも螺旋を描いて、上に向かうことが起こりました。
あれこれと試行錯誤で、まじめに取り組んだMさんは、素晴らしい。
次回も、安定した吟詠ができることを信じて。
手をたたきましょう。

その日、箏ア―ティストLEOさんは、黒いロングジャケットに「十十無尽」
「MEMENTOMORI」と白く染め抜いて、さりげなく羽織って演奏しました。
異ジャンルとのコラボが、奇をてらった風には、聞こえません。
まして、演奏スタイルもパワフルな演奏であっても静かなたたずまいに終始しています。
「型やぶり」な演奏であって「形なし」ではないと自らも言っています。

相田みつをのヘタウマな文字が人の心を打つのは、まるで印刷なのかと
見まごうほどの乱れのない般若心経を書く手法があってのこと。

若いLEOさんが、「型」の話を自然に出してくるのは、箏の奏者として
才能もさることながら相当な訓練を積んでこられたことに思いを致します。

「型」破りな表現をするには、先ず「型」に身をはめなくちゃ始まらない。
コメント

男子15人合吟大会の練習

2023年07月09日 | 詩吟
先月の中央会で、15人合吟の練習が始まりました。
今回のメンバーは、実力に差のある顔ぶれなので、新人さんたちの吟じっぷりに
とても不安がありました。

何か私にできることは無いかなと思いましたが、今日の江戸川詩吟道場に参加し
見学と決め込むことにしました。

今日は、道場主が、若い人(経験の浅い人)のみへの練習を試みて、そのパワーを
引き出すことに成功しました。

さすが、コンクール対応を詠っている教場であるなと、その手腕に感嘆しました。
練習が進むにつれて、声が大きくなり、吟詠タイムが短くなりました。
それは、今の時点では、良い兆候であると見ました。
言葉運びが滑らかになり、恐る恐る感がなくなって隣の声とあって来たと
言うことだからです。

これで、youngmenが、これ!と確信の持てる吟じ方を手にして、oldmenに
胸を借りて、存分に吟じられるようになる。
どれだけの満足感を手にすることができるのだろう!
大いに期待の持てる練習でした。

oldmenたちよ、うかうかしていられませんぞよ。
oldomenは、それぞれの吟じ方を封じることも必要です。
15人の声を合わせてまるで一人が吟じているかのごとく吟詠をする。
そのための最大のポイントは何だろうとこれから、頭を使うことになる。
それには、関吟の「基本の基」を大事にすることと思います。
がんばれ!

コロナ以前から、江戸川詩吟道場からは足が遠ざかっていましたが、久し振りに
行く気になったのは、youngmenたちの心配が一つ。
自分のスキルを上げるために、どんなことでも助言を頂きたいということを
叶えたいという思いからです。

その思いがやっと通じて、今日は、一吟の後すかさずありがとうございました
ではなく、問題点を指摘していただきました。
これでこそ、練習参加でしょう!という時を過ごしました。
どんな吟詠をしても、すかさずありがとうではないのは、やっと練習をした
と言う気分になりました。

コメント

夢松風土曜日教室

2023年07月01日 | 詩吟
起句と承句を吟じた時。
余りの心地よさに、みんなで「ほー」と感動。
そして、転句に差し掛かってボロボロになる。

その落差に、吟じていたTさんは、がっかりする。
詩吟を習い始めて、1年余り。昇段試験の練習にも精が出ているこの頃。
自分の吟詠のうまく詠えなかったところは、しっかりとわかっています。
吟詠後、私が指摘する前に、ここを間違いましたと言います。
そして、その箇所を吟詠して聞いてもらうと、するとすかさず正確に吟じる
ことが出来ます。
たまに、1回では習得できないことがあり、その時はできるまでやめません。
そこまではやりすぎと言うほどに。

起句と承句は、詩が変わっても大きな変化がないので、1年余り練習し続けて
きたと言って良い。
その積み重ねのおかげで、大きな手ごたえを感じることができました。
しかし、今日の転句は、初めて出てきた譜ですかねと説明をする。

そのからくりになるほどと、理解しました。
それで、新しい譜を積極的に取り組む気になりました。

わかりやすい反応をするので、指示出しがたやすい。
新しい指示に素直に耳を傾け、出来るまで何度も繰り返す。

歌うことが好きなTさんは、声もよく出る。
早く詠いたいという気持ちは、分かるのであるが、今から詠ってしまうと
型がおろそかになる。

ドンドンとボルテージの上がる練習に、刺激を受けその気になるのであるが、冷静を欠くのではないかとちょっと恐怖も感じる。
いやいや、まだ私はこれに応えられる。まだ大丈夫と思う。

コメント

夢松風 

2023年06月20日 | 詩吟
この処ビジターさんも、オリジナルメンバーも休みがちです。
今日は、三人参加です。
そして、連絡事項もないので、最初から練習に入りたっぷりの時間を
使うことが出来ました。

今日は、A3のテキストが全員に行き渡ったので、久し振りに絶句の練習に
戻りました。
A3 のテキスト第一番目の詩は、「中秋月無く母に持す」 頼山陽 
この詩の一節目は、言葉が長いので、間の取り方に気を付けないと、
それに続く言葉に思いを載せていくことができにくくなります。

事前の発声練習を、特に念入りにして、納得の行く模範吟をしたいと思います。
会員さんたちが、最初に聴く吟詠は、上手でなくてもよいので、かなり正確な
模範吟詠を聴いていただかないといけません。不十分な吟詠をすると、罰で
あるかの如く足りない吟詠に流れてしまって、軌道修正に苦労させられます。

難易度の高いところでも、私の事前練習がとてもうまくいって、私なりの
最高の吟詠が出来た時は、すんなりと体が覚えてくれて、何の修正もいらない
事があります。

集中して、模範吟詠を聞いてくださるときと、そうでない時の違いは、
やはり私の集中度なのだろうと思います。
それぞれの楽器が頭ではなく、体で聴いている時、不思議が起こる。
最近は、キチンと発声練習をしないと、肝心なところで、喉が滑らず、
声の伸びもなくなって、間違った詠い方になる。
若い時にはなかった、練習をしなくてもすぐに声が出ていたのになぁ。


出だしの長い言葉をどう表現するかと言うことを、重ねて歌ってみました。
力の入れ方、間の取り方、それぞれを工夫してみました。
そのほかの部分も、少々表現を大袈裟に詠ってみました。
間の取り方を少し多めにして見たら、気づきがあった様子です。
今日は、おけいこの後の独吟は、、それぞれ三回吟じることが出来ました。
そのため、一吟目のチェックは軽めにしました。
二吟目は、そのポイントを難なくクリア。三吟目は、ゆったりと50秒超えで
吟じられました。
正しく聞いて、正しく吟じることの間には、まだ、いろいろ工夫が必要です。

今日は、大満足で、お稽古終了。

四段以上の顔ぶれで、三人となると、ここまで出来るんだねぇ。
残りの時間を、吟詠を繰り返すことにしたのだが、近い将来、漢詩の勉強を
と所望されるようになることでしょう。
座学については、伝えるのに難ががありますから、これをどうしたら良いでしょうか。
他力本願で良いかという問題を考えることにします。

コメント

音程が違うよ?

2023年06月17日 | 詩吟
以前、オルティンドーの三枝彩子(歌の帆ブログhttps://utanoho.blog.jp/)さん
にお聞きしたことがあります。
『私には歌えない音程で、素晴らしいオルティンドーを詠う歌手がいます。』

その時は、草原で育ち、馬頭琴を伴奏に詠うのだからそんなこともあるのだろうと
なんとなく理解しました。

昨日、山田先生の横隔膜の話のつながりで、音程についてもお聞きしました。
ピアノの音階にはない間の音程の声もある。
先生は、整体とは離れた講義内容だったので、危うく聞き逃すところだった
そうですが、私がかつて言ったことを思い出したのだそうです。
私が語ったこととは、「微妙に外れた音程で吟じる人がいる。その方の詠う
音程のとらえ方について、2人で試行錯誤中です。」

そうなんだ!その人の出せる音階で詠えばよい。コンダクターの音程と違って
居ても良いのだ。
一音だけ外れるのと、全体が、半分いやもっと微妙なのかもしれないの音程の
違いは、違いではなかったのだ。
その人が表現する楽器に合った音程で、詠えばよい。
コンダクターは、サポートするのであって、それが正解ではないのだ。
二人以上で吟じるのではない、昇段試験も終了した、コンクールに出るのでもない。
Mさんは、楽しく吟詠したいのだ。
それなら、Mさんの音程で詠えばよいのだ。
今まで、水二と言う低い音程、しかも、音域がないという困難の中で、
ともすると暗くなりがちななかを今まで続けてこられたということは、
稀有なこと。
これからは、縛られないで自由に羽ばたいて、行けばよい。
吟詠後の会心の笑顔を見たい。ニヤリと笑うだろうか、ニコリと笑うだろうか。「やったー!」と叫ぶだろうか。
楽しみだ。

Mさん固有の高さでお詠いなさい。
模範吟詠を当てに出来ないのだから、人一倍苦労するかもしれませんが、
ここまで、何とかやってきたのだから、音階を読みながら、自分の楽器の
出せる音程で詠って、これからは楽しみましょう。
今までの苦労を帳消しにして、楽しみましょう。


前回の練習で私は、コンダクターに問いかけると、違うよと返事が
帰ってくるけれど、問いかけなければ問題はない。
と言うことは、あなたのその音程で、詠うしかないですねと、言ったなぁ。

自信はなかったけれど、楽しく吟詠するには、それが良い!と思ったのです。

昨日、音楽の専門家の講義から、山田先生を通じてそのことをお聞きして、
Mさんのこれからの吟詠のこたえが明確に出ました。
コンダクターに頼らないと。
その物差しのメモリーの目盛りの刻みがなかっただけなのだ。
私は、運よくコンダクターの刻みに合った高さで詠えただけだったのだよ。
コメント

横隔膜

2023年06月16日 | 詩吟
息を吐く。吐き切ろうとしている時、どこが緊張していますか。
山田先生に質問されました。
このあたりと両手のひらで触ってみる。

斜腹筋ですね。そして、ここもと指摘されたのは、背筋です。
その時、私が自分で意識してなかったのですが、背筋にも緊張があったようです。
そう言われれば、という感じです。
先生は、背筋の力が弱いから自分では意識しにくいのだそうです。
今、巻き肩(先生はその表現は使いません)が少しずつ改善しているところです。
それには、背筋の力が必要ですが、先生のご指導は、あくまでも気持ちが良い
というところで肩甲骨やその周りを動かしましょうと、おっしゃいます。

いろんな場面で、「気持ちが良い」とおっしゃいます。
無理やりグイっとと動かしても、その反動で、元に戻ってしまうからです。
穏やかにやり続けることによって、気が付いたら、正しい位置にあった。
そんなやり方が、いつも山田先生のおっしゃる方法です。

そんな穏やかなやり方でも、今まで、動かすことを忘れていたところの筋肉が
動き始めると、筋肉痛になります。
その痛みを、症状の悪化ととらえてはもったいないことになります。
「痛みは、信号」と先生はおっしゃいます。
「その信号を正しく受け取って、正しく次のステップに移る」そのヒントを
毎回の施術の中で、身につけてきました。

話が井本整体になりました。今日のテーマの自分では動けない横隔膜を動かす
には、その二つの大きな筋肉を使って機能させることが必要です。
私は、斜腹筋のとらえ方を間違って伝えていました。
これからは、斜腹筋と間違いなく言います。

腹斜筋と背筋と横隔膜が、具体的にどのように動いて息を吐き、息を吸い、
声を出し、声を支えているのか、これから、試行錯誤です。
今は、どの言葉を使っても私の横隔膜の理解をすることが出来ません。
斜腹筋と背筋とが、どのように関係しあっているかを観察して観察して
観察します。

整体施術後のカラオケでは、それまでより、軽く弱い声が出たような気が
しました。
先生のおっしゃったことを言葉ではなく、感覚で受け止めました。
この感覚が消えないうちに、体に定着させることが大事です。
なかなか、わかったつもりでもするりと逃げられるのです。

意識しすぎてはいけません。作為的になってしまわないように、声を出して
観ました。 
「八」と「水」の音程が、たぶん今までよりも響きのあるゆとりのある声で
出たようなきがします。
こんな時、一人カラオケは、寂しい。
2人カラオケでも、もしかしたら、寂しいかもしれないなぁ。
どういう形で、私の成果を知ることが出来るのかな?
あるいは、成果を上げてないことを、知るのかな?
コメント

1分体操

2023年06月06日 | 詩吟
2021年3月の日記を読み返す機会がありました。
「1分体操」という言葉が初出しており、其の一か月前に中央会でご披露したと
書いてありました。
そうなんだ、今年で12年、干支が一回りしたことになる。
たった1分の体操が何ができると思う向きもあることでしょう。
ずっと続けてきたことで、いつの間にか、中央会の会の始まりの風景が
変わってきたのを感じているのは、私だけですが、確かにそうなのです。

山田先生は、その風景を見てみたいとおっしゃいます。
体を見つめ続けてきた先生だから、12年前の最初の姿をご存じなくても
何か感じ取るものがあるはずと思うのは、あまりに手前味噌の自己満足かもしれませんね。
 
それを語るのは、ここだけにしておきましょう。
コメント