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綿内克幸FSP BLOG

シンガー/ソングライター綿内日記

column vol.4

2005-02-26 02:21:39 | COLUMN
「ギター侍たち」                             (写真 ピエール浦田)

 これまで多くの素敵なギタリストを背に、歌う機会に恵まれてきた。今回は、お一人ずつ、振り返りながら紹介させていただきたいと思う。 

 僕がギターを始めたのは中1の夏。三歳上のいとこに手ほどきを受け、月刊明星の歌本でツイストの「銃爪」を覚えたのが最初だった。ついでにエロ本も見せてもらった。Am-Emで始まる、初心者にはうってつけの曲だった。その後は、おじから貰ったガットギターに強引にアコースティックギターの弦を張って弾いていた。しかしある日、弦の圧力に耐え切れず、ガットギターは根本から見事にボキリと折れてしまった。当然である。
 
 ずっとギターを弾くのは大好きだったし、高校時代のバンドでも、ギター担当ではなかったけれどコピーする洋楽のコードやフレーズ聴き取りは僕の仕事であった。

 インディーズのwebb時代は、歌いながらリードギター弾いていたけれど、これはけっこうしんどかった。駆け出しだったから許されたレベルで、自分でもよくやっていたなぁと思う。
 ソロになって再び、ギタリストを背に歌うようになった。歌に専念できる(アコースティックギターは常に弾いているが)安心感と、各々のギタリストの味を堪能する喜びがそこにはある・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・
★恒松正敏氏・・・元フリクション~E.D.P.S.のギタリスト/画家。webbの発掘人。まるでカミソリかイナズマのようなスルドイギターを弾く人。webb時代にお世話になった。

★成田忍氏・・・ギタリスト/プロデューサー。webb+沖山優司氏らとのバンド結成の際、声を掛けていただき、お世話になった。シャープでモダンでイマジネイティヴ!

★朝倉ミツヒロ氏・・・シンガー/プロデューサー/ギタリスト。ソロ1~2枚目のプロデューサーのお一人。同じくプロデューサーだったサロン・ミュージックの吉田仁さんの御紹介。「シンガーの弾くギター」の味が僕のアルバムと最初のツアーを支えてくれた。

★古市コータロー氏・・・ご存知、ザ・コレクターズのギター番長。スーパー・モッド・ギタリスト。ブクロのアニキ。ソロ1~2枚目のサウンドの主役。昨年暮れの10周年公演でも花を添えてもらった。This is rock。

★青木孝明氏・・・シンガー/ソングライター。メトロトロンのレーベルメイト。ソロになってからの、全国行脚の苦楽を共にしてくれた人。ギター、コーラスで様々な場面で助けてもらった。この人にも「シンガーの弾くギター」の味があって、何も注文しなくとも、理想的なフレーズが飛び出す。

★鳥羽修氏・・・元カーネションのギタリスト。現在はプロデューサー/エンジニアでもある。唯一の同学年であったから、バックボーンが近く、たしかな腕前と正確なタイム感も含め、とにかくツアーでは気兼ねなく安心して任せられた。

★白井良明氏・・・プロデューサー/ムーンライダースのギタリスト。ソロ3枚目のプロデューサー。アルバムでは、縦横無尽のテクニックでたくさん助けていただいた。永遠のギターキッズのような人。

★徳武博文氏・・・Dr.K。カントリースタイルの味わい深いギターが、「見上げる空にRainbow」などに奥行きを与えてくれ、僕の音楽に新しい色をつけてくれた。また、アコースティックライヴ時の可能性も広げてくれた。

★篠原太郎氏・・・ブリックストーンのシンガー/ギタリスト。ソロ4枚目の現場プロデュースで大変お世話になった。この人の英国ロック魂炸裂のソリッドなギターも大好きだった。

★デヴィッド・T・ウォーカー・・・名人ギタリスト。レコード会社の企画アルバムで、ご本人のギターを目の前に歌わせてもらった。マーヴィン・ゲイの名作「I Want You」(1976年)に参加していた伝説のベテラン黒人ギタリストであるから、これはよくよく考えれば自慢でもあるのだが、私はその日、遅刻をしてしまった。歌の隙間を縫って入る、チャラ~ん一発の単価が高そうな人。

★青山陽一氏・・・シンガー/ソングライター。メトロトロン時代のレーベルメイトで、長野の実家が近所。洋楽以上にディープな音楽性で、コアなファンを多く持つ人。4枚目のツアーでギターをお願いした。ディープな音楽も教えてくれる。

★荒井ナヲッキー氏・・・ギタリスト。現在は元グレイプヴァインのメンバーとLatersというバンドで活動中。開店休業状態から徐々にライヴ活動を増やし始めた際、手を貸してくれた。おっと、ここからついにというかようやく年下だ。

★杉野ヒデシ氏・・・ギタリスト。洒落たポップバンド、デリシャスティック所属。いよいよライヴが再び増え始めた近年、手を貸してくれた。僕が過去に出した「Smile」という曲を当時よく聴いてくれていたという縁で参加。彼も年下だ。時の流れを感じた。

★マーヴェラス田中氏・・・ギタリスト/シンガー。現在のライヴ活動でのバンマスとして頼りにしているベース中野トオルの兄貴分で、昨年からお世話になっているベテランギタリスト。ルックスもギターも味全開な人。泣きのフレーズの時には顔もしっかり泣いてくれる。       (以上、お世話になった順)

・・・というわけで、思い出せる範囲で紹介させていただいた。感謝も込めて。もし「俺がいねーじゃねーかよ!」などと漏れている人がいたら、気にしないでもらいたい。痴呆が始まってるだけですから。あ、忘れてた!
★綿内克幸・・・宅録ギタリスト。つぎはぎ録音の鬼。もっと練習しろ。

B.G.M. Tim Hardin / Don't Make Promises 多くの英国ロッカーに愛されるフォークシンガー
happy go lucky
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (belinda)
2005-03-07 23:02:32
こんにちは。ブログ仲間が増えて嬉しいです。

まさかトラックバックされるなんて~とあたふたしております。ありがとうございました。先をこされてしまいましたね(笑)
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これからもよろしく! (綿内克幸)
2005-03-07 23:44:28
アホ頭のため、トラックバックがなかなか理解できず、belindaさんへのトラックバックが第一弾でした!ありがとう。
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