綿内克幸FSP BLOG

シンガー/ソングライター綿内日記

「恐怖奇形人間」を観る

2010-07-04 12:08:58 | COLUMN
土曜ワイド劇場でやっていた天知茂の明智小五郎シリーズ。あのおどろおどろしさとエロと天知茂(意外に小柄)の眉間のしわが懐かしくなってYou Tubeで検索していたら、関連動画の「恐怖奇形人間」の予告編の引力が強過ぎて見入ってしまった。

子供の頃、銭湯に貼ってあったこの映画のポスターが夢に出てきそうなくらいインパクト大で、観たくてたまらなかった。Wikiによると「1969年10月31日、東映配給網により“異常性愛路線”の1作として劇場公開された怪奇色の強いミステリー映画」だそうだ。しかし、日本ではDVDを発売できず(そりゃそうだ)、リバイバル上映か逆輸入盤でしか見るチャンスが無かったということで、未見であった。というようなことをツイッターに書いたら、貸してくれるという素敵な方が名乗り出てくれて、ようやく観ることが出来た。

本人と確認出来ないあんまりな近藤正臣の若かりし頃、前衛舞踊とエロ、小池朝雄の怪演、予告編よりはまっとうな内容・・・見どころは色々あるけれど、悲恋なラストシーンがすべてを吹き飛ばしてしまいます。「わはははは!」と声に出して笑ってしまった。ナイス。



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4 コメント

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うほほほ。 (ぽ★す)
2010-07-04 22:46:26
探すと邦画でもっとイロイロと美味しい作品ありますよ~、新東宝シリーズとか。
エログロナンセンス・・・というかエロとグロとセンス無し、みたいな(笑)。
でも当時の映画はある意味作り手側の血が通ってたよな気がします。

天知茂といえば59年新東宝の東海道四谷怪談の民谷伊右衛門がクールで色気あってよろしい。
冒頭の立ち回りなんてゾクゾクします。
映画のシュールな演出(特に後半~ラスト)もいろんな意味で楽しめます。
色彩設定とか芸が細かいんですよ、なかなか。

来る夏の夜、j-horrorなんて無粋な呼び名のジャンルの映画ではなく生粋の日本怪談映画を楽しむのもなかなかオモシロイ過ごし方かも?
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開けると怖い (watauchi)
2010-07-05 00:24:21
ぽ★すさん

開けると怖い箱ですなぁ、止まらなくなりそうで。

京マチ子の歌って踊る猟奇ミュージカル「黒蜥蜴」とか忘れられない一本です。
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出演者に (じょしゅあ)
2010-07-09 21:57:34
由利徹の名前があったことにウケてしまった!!
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由利徹 (watauchi)
2010-07-10 09:18:05
じょしゅあさん

劇中でも笑わせてくれるんですよ、由利徹。
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