鼻腔拡張テープで歌う

　暖かくなって桜も満開メデタシメデタシと思っていたら、花粉がぶり返しだ。よりによって歌録り直前にきやがったぜ。しかたないので、今日はスポーツ選手がしているのをよく見かける「鼻腔拡張テープ」を鼻の真ん中真一文字に貼り付けて歌った。

　確かに付けてびっくり、鼻が通る。「だけどこれは人前じゃ嫌だな」と言いつつ貼り付けたままで牛丼屋へ夕食を買いに行った。向かいに座っていた中国人女性が妙な顔してこっちを見ていた。日本では今これが流行っているのだよ。

　さて、写真は歌入れ用歌詞シート（プロデュース・かわしー製）。3テイクぐらい歌ったら、行ごとにそれぞれ聴き返しながら、左の欄に一番良いテイクを選んで記していくのである。そして最後にくっつけて1曲にする。
　今夜遂に出来上がり、1曲分のミックスも終了した。明快且つロックのザラつきのある、良い感じの作品になったと思う。明日で作業が終わる。これで4.7のライヴに間に合う。

OH ! PHOTOGENIC

　「ちゃんとCD作ってます」その２。今夜はギター・マーヴェラス氏及びベース・トオル君の録音であった。リハとは一味違う彼らの表情を見ながら、てんこ盛りのチョコやせんべの差し入れをボリボリボリ。

　その後、遊びに来たA嬢も強制飛び入り参加で、3人でコーラスも録ってもらった。「Oh～フォトジェニック♪」の「Oh」の部分だけなのだが、「Oh」は「Oh」で奥が深いのだ。次回、本ちゃんの歌を録っていよいよ終了。２ヴァージョンを作って、CDに収める。コミック調ジャケットも間もなく完成だ。さあ後一息。

秘密兵器リハ

　4月7日ライヴ用リハ第二夜終了。ほぼ良い感じ。今週はみんな「フォトジェニック」の録音なども控えてるし、今夜は早めに帰って体力温存。

　リハの度に様々なギターを持ってくるマーヴェラス田中氏であるが、今夜も謎のテレキャスターが登場。かわしーも持ち運び便利な秘密兵器キーボード持参であった。
　来週は、ウチにある高校の時にバンドのギターの奴が買った懐かしいBOSSのアナログディレイ（山びこ効果のギターエフェクターです）を、マーヴェラス氏に使ってもらうために持って行く。20数年前のボロだけど、使ってもらって本望だろう。当時これでU2・エッジのコピーをしたものだ。俺もたまには秘密兵器だ。
　

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●『綿内組バンドライヴ 2007♯2』　４月７日（土）赤坂グラフィティ

「Mellow Shower#26」
共演　佐藤コージ他、男性シンガーの夜です。
OPEN１８：３０　START１９：００
チケット前売り御予約は綿内FC　fspclub@hotmail.comまで（「予約受付ました」の返信が必ず行きますが、来ない場合はご自身の他アドレスで送信してみてください）。又はグラフィティ（03－3586－1970）にて御予約・発売中。

ちゃんとCD作ってます

　4月7日赤坂ライヴでの「フォトジェニック」CDS販売を間に合わせるべく、今回はキーボードのKawasyのプロデュースで作業中。もっぱらPCでの作業が中心なので、僕は彼の背中を見ながら、後ろから抽象的なリクエストをするばかりだけどね。

　ライヴで観た方は御存知かと思いますが、音は80年代の匂いプンプンのディスコ・ロック。フランツ・フェルディナンドからトーキング・ヘッズやらデュラン・デュランやらジョイ・ディヴィジョンやらLIPSのファンキータウンやらTV EYESまで、時代がこんがらがって頭の中を駆け巡っておりますが、最終的に綿印商品になれば良いのだ。

　全体のラフが出来て、この後、本ちゃんの歌を録って、ギター、ベース録ってミックスして出来上がり。締め切りまでカウントダウン段階になってきた。

ピアニカ

　キーボード・かわしースタジオで録音作業中、部屋の片隅で発見。埃をかぶったピアニカ。本人が小学生時代のブツであろう、平仮名で名前が書いてあるところが可愛いではないか。

　俺は下手くそだったなぁ。リコーダーも。「頼むからちゃんと吹いてくれ」と音楽教師によく泣かれたよ。

追記・・・・・・
bookieさん、wadaさんからのすっきり情報。販売会社によって名称が違うというのが今日分かった。
「鍵盤ハーモニカ」の商品名

　ヤマハは「ピアニカ」
　スズキは「メロディオン」
　ゼンオンは「ピアニ－」
　ホーナ－は「メロディカ」だそう。

考えるリハ（追記）

　右も左も「うーん・・・」と唸っている。卒業シーズンのこの時期は、なんとなく心の居場所がなくて、仮住まいで生きているようだ。

　学校を卒業して20年以上経っても、まだ感傷的な気分が残っているのだろうか。そこに季節の変わり目が輪をかける。
　では9月新入学の米国等はどうか？やはり8月の夏の終わりは微妙な気分になるらしい。ただ、一斉入学はあっても、一斉入社（フレッシュマン）などはなく、その違いは「みんな一緒」好きの日本を感じさせる。「みんな一緒」が日本人の春のもやもや感を助長してると言ったら強引かな。一斉にやってくる変節期のかたまりの余波を受けるような。

　そんな中、4月7日用リハーサルその１。ボンヨヨヨ～ンとしながらも（重症約1名）、方向が見えたところで今日は終了。やることはやる。およそ10年振りにバンドで復活する曲も、最近お馴染みの曲も、ちょっとしたサジ加減で、また少し生まれ変わる。早く演りたくなってきた。

アイリッシュ・パレード

　17日土曜はアイルランド人の日「St. Patrick's Day」、日曜の今日は世界の各所でパレードということで、表参道へ行ったついでに見物をしてきた。

　アイルランド名物であるアイリッシュダンス、バグパイプ、ギネスビール、アイリッシュ犬（アイリッシュ・セッター　写真）、おまけにU2ファンの集い・・・など、人々や出し物がシンボルの「緑色」をまとってパレードをしていた。中々見物だったけれど、あまりの風の冷たさに涙が出てきた。

　当然、その後はアイリッシュPUBへ寄ってギネスを一杯ひっかけて帰った。そうだ、俺はアイルランド人でも何でもないのに何を祝っているのかな、と思いつつ、日本との友好なんたら50周年だそうだからとりえあず乾杯。中年アイルランド人のフォーク演奏が何とも心地良かった。

　明日からリハーサル。「フォトジェニック」CD制作も大急ぎで進んでいる。では又明日の深夜にでも。

名言 (追記：棺の中で聴きたい歌）

　「トラックにはねられ、死ぬ直前に1曲だけ歌う時間がある。聴いた人間が絶対忘れない1曲・・・それを聴けば君という人間がすべて分かる曲を歌え」

　以上は若い頃のカントリー歌手ジョニー・キャッシュが、エルヴィスでお馴染みのレコード会社に出向き、プロデューサーのサム・フィリップスに強引にオーディションのアポを取り付け、ぬるいオリジナルを披露した後にピシャりと言われた言葉、らしい。ジョニー・キャッシュの映画「Walk The Line」によると。（この映画もレイ・チャールズの「Ray」も、楽しみながら観つつ、ドラッグその他の問題が盛り沢山で、最終的にはやや落ち込む。）

　実際、自分だったらどの曲を選ぶか、これはちょっと困る。色々作ってきたし、客観的にも中々なれない。レコード会社にデモテープ送っていた頃なら迷わず即答しただろうけれど（何故なら自信作は2曲しかなかったから）。そういう曲はこれから作ればよいのだ。

　これは歌を作って歌う者にとって究極の言葉だけれど、迷った時や腑抜けている時に、思い出すとよい言葉でもあると思った。

　ちなみに棺の中で聴きたい曲ならわかる。僕はマーヴィン・ゲイの「If I Should Die Tonight」を選ぶ。　　　　　（●写真　やんちゃなキャッシュさん）

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●追記 　皆さんの「棺の中で聴きたい歌」
青石鹸さん　The Smiths / Asleep
栗ごはんさん　グレン・ミラー / MOONLIGHT SERENADE　
ロータスさん R.E.M. / NIGHTSWIMMING
ＫＪさん　綿内アニキにもっとたくさんの曲を生み出してもらってその中から１曲
綾さん　ジプシー・キングス / マイ・ウェイ
あきこさん　【理想】綿内克幸 / SWING 【現実】ドナドナ
ゆこたん　綿内克幸 / 君がいた夏
撮影編集人さん　ジョニー・キャッシュ / THE MAN COMES AROUND(ゾンビ映画より）
ヒナさん　ロバート・ワイアット / Memories of You

煙草を吸う女

　彼女は誰かを待っているのか、落ち着かない様子で煙草をほんの数口吸っては消し、吸っては消し、円形の灰皿に細身のメンソールの吸殻をきれいに並べていた。煙草をギリギリまで吸う貧乏性な俺は、それを横目で見ながら「何てもったいないことしやがる」と心で呟いた。せわしない様子と、きちんと並べられた吸殻のコントラストに、その女の性格の一端を垣間見た気がした・・・。

　なんていう喫茶店での光景も、最近はあまり見られない。今なら、手持ち無沙汰の時は煙草の変わりに携帯メールをカチカチカチだからね。
　
　煙草の似合う女といえば、フランスならジャンヌ・モロー、アメリカならジーナ・ローランズ（写真）、日本なら桃井かおり。というかそれしか思い浮かばなかったんだけど、とりあえずみんな気だるい、いい女だ。
　吸っても吸わなくてもどちらでもOKだけれど、キスの味がヤニ臭いのは嫌だな。そんな女はいなかったけどね。なーんてね。　

花粉VSライヴ ４．７（土）詳細

　花粉で鼻かんでるうちに、いつの間にか春のライヴまでちょうどひと月！リハーサルの日も決まり、間もなく選曲に入ります。今回も現メンバーで初挑戦の旧曲、前回漏れた曲、各種取り揃えます。体調がすぐれなかった前回のリベンジ。春の土曜赤坂、是非お越し下さい！

　ティッシュの消費量が多いのは花粉症の人とハイティーン男子と相場は決まっておりますが、カイカイながらも今のところ軽くて良かった。おっと、Knock on wood !コツ、コツ！
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●４月７日（土）赤坂グラフィティ
「Mellow Shower#26」
共演　佐藤コージ他、Mellowな男性シンガー限定。
OPEN１８：３０　START１９：００
チケット発売3月7日（水）
御予約は綿内FC　fspclub@hotmail.comまで（返信が必ず行きますが、来ない場合はご自身の他アドレスで試してみてください）。又は、グラフィティ（03－3586－1970）