Re:SALOON & VBA

宇宙人は何故現れない・・・「決め・分け論」㉚

意見の分かれやすいテーマに、
「宇宙人は存在するか?」というのがある。
地球人も、宇宙人だ、という話ではなく、異星人(エイリアン)という意味で。

天動説から、地動説へと常識が推移し、
地球が宇宙の中心でなくなってから、宇宙の途轍もない大きさを考えると
「宇宙人の存在する証拠」はなくても、確率として、
存在しないという方が、無理があるとも思えて来る。
で、存在するとしたら、何故、我々の前に現れないのかということになる。

ここで、「決めたい」派の説と、「分かりたい」派の説が分かれて来る。
というのが、この稿のテーマとなる。さあ、ここからです。

生命の進化の現在進行形として、我々人類(ホモサピエンス)が、
地球を支配している(支配者として自認している、本当にそうかは今回は問わないが)。
で、そもそも、「進化」とは何?
それが、バリエーションと、選別、適者生存、不適者淘汰・・・だろう。
生命体は、絶えず、突然変異で、自分の中から、異なものを作り出す。
バリエーションを増やしていく、可能性を拡げる。
で、その中で、尤も、環境に適したものが繁栄して、次代に子孫を残して行く。

生命の進化は、「分かれて」そして、「決める」「選ばれた」ものが生き残る。
を繰り返して、更に、適者を選び出すという繰り返しの中から、
生まれて来る。
この「決め・分け論」の二つの指向性がすなわち生命の進化という営みだったという訳だ。
有機物の決勝から、生命にブレークスルーしたとき、
この自己複製と、変異、そして、選別・淘汰の性質を有している。
そもそも、自己複製の無いものは、一代限りだし、淘汰がなければ、
ずっと、単細胞のままでいる筈だ。
たまたま、その性質を有したものが、「進化」という性質をもって、
こうして、生き延びて来たということ。

すみません、分かり難い文章になってしまって、
でも、僕の文章力ではこれが限界、
あなたの理解力におすがりするしかない。

宗教のところで書いたが、宗教家は、ここで意思を見出すのだろうけど、
僕は、偶然と、その無限回の試行回数と、そして、途方もない長期間という、
その偶然を有に換える、無限回数の機会を理由に挙げる。
そうしたかったからそうなったではなくて、
たまたま、そうしたものだけが生き残ったので、そうしたかったように見えると。

で、話はズレたけど、
この「進化」という性質を持った生物であれば、
他の文明に出会ったときにも、生存競争と適者生存、弱肉強食の性質を出すだろうと

つまり、「進化」という性質の果てにある生物は、
他の生物と出会うと、それは「敵」であり、滅ぼそうとするはずだ。
敵対的宇宙人こそ、異星人だと。

その証拠はというと、現在進行形のウクライナ戦争がまさにそれだろう。

「進化」勝ち残って来た生物であるから、当然、異星人、胃文明は、
淘汰されるべきとみなして、攻撃してくる、宇宙戦争を仕掛けて来る筈。

そうなつていないとすれば、地球に到達可能な範囲に、宇宙人は存在しない。
と結論づける。
やっとここまで来ました。
この論者は、「決めたい」派の論者でしょう。
進化論で行くと「淘汰」側の人。

僕は、この「敵対的異星人説」に異を唱える。

実は、この「進化」の構図には、壁が来ていて、
我々人類は、この壁のところに来ている。
「分かりたい」を突き詰めていくと、淘汰する選別する必要がなくなる。
論理的なヴルカン人は、選ぶ必要はなくなっているのではないかと。
未だ、我々人類は、それが出来ずにいる。
なので、えい!、やっ! と選挙とか、権力とか、武力とかで、
どれかに「決めない」と先に進めないのだ、
あれも、これも、ではないし、あれか、これかで、
生き残る選択肢を縛っている。

ああ、うまく言えないなぁ~

ウクライナ戦争は、核戦争に拡大しないとも限らない。
明日、プーチンは核のボタンを押して、それが、北朝鮮のミサイルになり、
アメリカにも飛び火して、あれよ、あれよと言う間に、
第三次世界大戦で、その後の核の冬が来て、生き残った人類も、
全員おしまいの未来が来るかも知れない。

つまり、何が言いたいか、
この適者生存、生存競争という「進化」性質を変えないと、
滅亡という壁は乗り越えられない。

で、最初の「宇宙人はいるか」に戻ると、
我々の太陽系まで、やって来てくれる程の科学力を有する異星人は、
当然、その壁を越えている。
でなければ、太陽系に来るだけの科学力(化学力)があれば、
自らの種の内部で、敵を見つけ出し、その科学力で、
自らを滅ぼす(自滅)している筈だからである。

地球を「悪」として滅ぼしに来る前に、自分たちの内部で「敵」を見つけ出して
核兵器以上のエネルギー平気で、とうに自滅している筈と。

でも、それじゃ、平和な異星人も人間の前に現れないのは、何故?
かというと、
否や、逆に、独自の進化を遂げている、「進化」の壁を未だ超えていない
人類の前に、「はい、我々は宇宙人です、崇めなさい」と、出て来る
「必要」がありますか?

観察するのに、自分が観察対象に、影響与えてどうするの?
出てこない方が、寧ろ、自然なのでは・・・と

我々が「敵対異星人」(種族内で争って自滅する壁の前の)なのだから、
我々人類の前に現れれるのは、同様の「敵対的宇宙人」のみだし、
その「敵対的宇宙人」は、地球に到達する程の科学力をもった途端、
自滅してしまうので、地球には到達しないと・・・

僕の中では、非常にすっきりしているのですが、分かっていただける文章になっていますかね。

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