自分が何故、タバコを吸わないか・・・と考えていくと、
何故、彼ら(喫煙者)はタバコを吸うのだろうという疑問にぶつかる。
勿論、彼らを理解不能な敵(他者)と見なして、
蔑み、非難し、斬り捨てることは可能かも知れない・・・
でも、そうすると、大切な何かを捨ててしまうような気がする。
もちろん、タバコが大切な何かではなく・・・
その彼らと僕との違いの中にある、何かを・・・
帰宅しながら考えた。
タバコを吸うことって、仲のよい友人同士の悪態や、嫌味のようなものかも知れない・・・
仲がよければ、普通失礼でいえないことでも、言えたりする。
例えば、碁や将棋のような勝負事で
「俺に負けるために、わざわざやって来てくれてありがとう・・・」
「お前こそ、謝る練習しておけよ」
・・・みたいな
でも、そこには、同じルールで競り合うという暗黙の了解もあるんだろうな・・・
イカサマだけはしないみたいな・・・
「気の置けない」という言い方も、気を遣わないという意味だったり、信頼できないという意味だったりする昨今・・・
タバコを取り巻く、ルールが変わってきているのだろう・・・
ある人は、それは許容される友人の悪態、親しさの表現だと見なしても
ある人には、ルール違反の危害に過ぎなかったりする。
今は、タバコが肩身の狭い、迷惑な存在ということが知られるようになって、それでも、タバコを吸うという理由・・・は、喫煙が当たり前だった頃とは、違ってきているんじゃないか・・・とも、思う。
友人達の悪態も、
こんな悪態をついても平気なほど仲がいいということを確認しあっている。
そもそも(容認された)ワルでありたいという心理は、
人の迷惑や、害というマイナスがあっても、自分は、まだ
プラス(愛される存在)でありうるのかと、
それを回りに問いかけているのではなかろうか・・・?
タバコの場合も、タバコを吸う自分でも許されるほど、自分は愛されているかどうかを
世の中に問いかけている。
子供のイタズラが、そんな心理もあるんじゃないだろうか?
僕なんかだと、少しの迷惑でも、世の中は容赦しないのじゃないかと考えてしまう・・・
だから、タバコはとても吸えない・・・
彼らの自己肯定の強さには、羨望さえ感じる。
ただ、僕はBLOGで、それをやっているのかも知れないが・・・
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