政治嫌いと過程志向

右翼が嫌いと書いたけど、実は左翼も嫌い。
ただ、現状どちらが強制力が強いかというと、右の方だと思うので、
右翼の方がちょっと多く嫌い。
（右は過程までも統制しようとするからだろう）

朝、駅につくと、政治団体ビラを渡される。
見ると、共産党、「国粋DVDが教育現場で強制視聴」反対・・・
かと思うと、職場の方の駅前で、
「アメリカからの押し付けの憲法を換えて、日本人誇りを取り戻さないとだめだ」と声だかに拡声器。
職場の前の五条通りを、軍歌を流しながら走り行く右翼宣伝カー。

今、一番、問題なのは年金問題ではなかったか?
国への信頼性が揺らいでいる。

僕が政治が嫌いなのは、結果よりも過程を重視する考え方と関連があるのだと思う。

政治は結果志向なのだと思う。

そもそも、世の中は不公平だ。
誰もがいい結果に終わるわけではない。
がんばった人が必ず報われる分けではない。

結果が出ることによって争いが起きる。
誰が多く受け取るべきか?

左翼の人は、考えた。
結果を平等にしましょう。
がんばった人も、だめだった人も、
がんばったことは評価しても、結果が出せなかった人に悪いから、
みんな、同じだけ受け取ることにしましょう。
みんなで、平等に分けましょう・・・

がんばった人は、がんばる意味が見出せなくなって、なまけてしまう・・・
かも知れない。

そりゅあだめだ。

人にはもともと、序列がある。
結果が決まってないから、争いが起きるのだ。
やる前から、誰が一番、誰がべったと、決めておけばいい、
最初から、決まっているのだから、争いは起きないと右翼の人は考えた。

努力しても、結果が変わらない社会。

順序は家柄とか、年功とかで決まっている。

そう、美しい日本の私。

これが美しいと型が決まっていて、みんなそれに合わせて努力する。

上の人のため、あるいは、自分の属する集団のために、
自分を捨てて努力する美しさ。

でも、決められた道に自分の才能が合わなかったら・・・
家柄のいい家の子に、才能のない子が生まれたら・・・

決められたとおりに、いかなければ、決められたことに、人間の方が
あわせていく不自然さ、
時代の流れに乗り遅れる、どこかの孤独な国のようにならないか・・・

僕の政治に求めること
結果は、ばらばらでいいです。
でも、スタートは出来るだけ同じになるようにしてほしいということ。

努力した人が、報われる世の中。
ただし、努力したことが報われなかった人も、
敗者復帰戦に出場できる制度・・・

天下りを生み出した自民党の政治が、美しい日本を作り出すとはとても思えない。
ずるい人がいい思いをする世の中になりそうでコワイ。