地球の日

皆さんこんにちは、うたうたい秦千香子です。
昨日東京の代々木公園で、昨日「アースデイ」が開催されてたので行ってきました。
毎年このお祭りを通して、
普段の生活では意識しなかったいろんなことについて少し考える。
「だれかのこと」だ。
自分がここで生きてるように、
別の場所でもいろんな人たちが色んな想いで生きている。
いつもは考えもしなかった誰かの「つたえたいこと」が、
それぞれ色んなブースの形になって立ち並ぶ。
フェアトレードについて、
パレスチナの戦争で空爆の被害にあって大火傷に苦しんでいる子供のこと、
絶滅に瀕してるジュゴンのこと、
チベットでいま弾圧を受けているひとたちのこと、
エイズについて、
ゴミを出さないようにすること、
「オーガニック」な食品、
そして、
普段それに触れもしてこなかった為に加害者になっていても気付かない自分と、
世界で起きているいろいろなこととの距離が一瞬でぐっと縮まる気がする濃密な時間。
世界がぎゅっと小さく感じる。
「届かないほど遠くの話」ではないのだと感じる。
いつも考えないことを考える時間は、
人から言葉を奪う。
うまく言葉に出来なくなる。
だけど、
いわれのない理由や、
もしかしたら自分のせいで苦しんでいる「だれかの存在」を知ること、
そして便利さだけじゃはかれない「だれかのこと」を一生懸命考えること、
その時間がほんとうにたいせつ。
人ひとりじゃ別に誰かを今すぐ幸せな笑顔にに出来るわけじゃないし、
そんな力はないかもしれない。
だけど、行動する「ひとり」がたくさん集まれば何か変えられるかもしれない。
何も変わらないと思ってるだけでは何も変えられないけど、
何か変えられるかもしれないと思って起こす行動はいつの時代も大きな力だったはず。
そしてそれはこれからだってそう。
誰かが悲しまないように生きることってそんなに難しいことなのかな?
何も考えないで便利さをむさぼっているのは楽チンだけど。
そのたびに誰かが泣いてても、その泣き顔すら私は知らないまま生きていた。
だからってこれから誰かのために生きることはできないけど、
自然と誰かが出来るだけ悲しまないように思い遣って生きることは素敵だ。
その為に自分に出来ることを知りたいと思えた。
そんなことを考えた一日でした。
早速出来ることは実行してみるのが大事ですな。
だれかのことを、自然と思い遣れるようになりたい。
そうそう、アースデイのステージで佐藤タイジさんが歌っていた。
あまりにかっこよすぎて見とれてしまいました。
「つたえたいたいせつなこと」がある人はほんと輝かんばかりにかっこいい。
自分もそうありたいな。
そして、この日の自分たちみたいにおいしいお酒やすばらしい音楽を「ピース!」って叫んで楽しむことが世界中で当たり前になることが、
なんて難しくてなんて大変なことなんだろうって思った。
帰り道、誰かが酔いながらギターを弾いてジョンレノンの「イマジン」を歌ってた。
そんな世界になればいいとみんなきっと思っているのだ。
だけど多分今日も私は誰かから何かを奪ってるんだろう。
それを知ることと自分がそのあとどう行動するかがたいせつ。
ありがとうアースデイ、また来年。
きっとまたたくさん気付かされることがあるんだろうな。
来年のアースデイまでにもう少し素敵な自分になっていきたいと思いました。
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