げんきだとご飯がおいしいんだ。

皆さんこんにちは、うたうたい秦千香子です。
ちょこっと体調を崩してました。
治って最初のひとくちめのご飯はほんとにおいしかった。
いや、なんか、おいしいだけじゃない、なんか無性にいとおしくて大切でした。
弱ってる時は小さい声しか出えへんかったのに、
ご飯食べたら自分でわかるくらいに、もうみるみる元気になりました。
半日で大声も復活。
自分が生きるために何かのいのちを頂いてるっていう、
そのものすごいパワーを改めて体感しました。
いのちをたべるって、ほんとにすごいのだ。
力がみなぎるってこういうことをいうのね。
改めて今まで自分の糧になってくれてきたたくさんの生き物たちに、
今更ありがとうって言いたくなった。
人間は随分自分勝手だねえと、さっきおかずと一緒に食べた鮭フレークさえもお腹のなかで呆れてる気がする。
いや、鮭ももう呆れることは出来ないにしろ、
うちが鮭だったらこんな人間には呆れてやりたい。
でも本音だから許してね。
とはいえ鮭ももう許すことすら出来ない。
だってもういまごろは私の体の中のどこかで、鮭なのか私なのかわからない感じになっているはず。
そんなわけでいまはもう元気です。
新しい歌詞書いたり、
ミックスが終わったばかりの愛おしい音源を聴いたり、
次に作る新しい曲のことを思ったり、
自分の中に耳を澄まして鼻歌をうたってみたり。
ああ、幸せな気持ちで音楽が出来るのも、
あなたのおかげなんです、鮭フレークさん。
そんなこと言ってみても、食べてきたいのちのすべてなんて、
私には到底思い出せそうにないな。
昨日食べたいのちのことすら忘れてしまいそうなのに。
ひとは、業(ごう)が深いのだ、
実家のおじいちゃんの声が聞こえるような気がした。
だけど人生はいろんな感謝でいっぱいだ。
元気なことはしあわせだ。
無駄遣いなんかしないぞ。
がんばらなくちゃ。
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