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Weblog / 2007年08月17日 21時01分10秒
マスターピースは叫ぶ

こんばんは、うたうたい秦千香子です。
暦の上では「真夏の熱さ」というより「残暑」となってしまったのに、
岐阜県では40℃を越える気温。
みなさん大丈夫ですか。
夏が苦手な私はぐったり。

こんな暑さの中、流石に昼間は外に出られず、
昨日、渋谷でずっと見たかった映画のレイトショーを見てきました。
"Screaming masterpiece"
アイスランドの音楽ドキュメンタリー映画です。

ビョーク、シュガーキューブス、ムーム、シガーロス、アパラット・オルガン・カルテット、カラシなど、
私が以前から大好きな音楽はジャンルを問わずみなアイスランドから運ばれてきていた。
ずっと不思議だった。
どうしてだろう。
その場所には一体何があって,
どんな人たちがどんな風に音楽を奏でているんだろう。
なんでこんなに響くんだろう。

この映画には、その答えがちらりちらりと見え隠れしてたように思いました。

ビョークが言ってた言葉、今日起きてからもずっと胸にひっかかっています。
「誰かみたいになろうとするんじゃなくて、常に自分自身になろうとしてる」
自分自身になろうとすること。その純粋さ故に難しいアティテュード。
それを言い切ってこんなに説得力があるのは、
彼女がいつも「彼女らしい」と誰もが思うなにかがあるから。
自分を表現する彼女に恐怖感なんて微塵も感じない。神々しくすらある。

いつも自分らしくありたい、
だけど自分らしいってなんだろうって考え始めると、いつも最後まで辿り着けない。
以前大好きだった男の子に、「考えすぎだから、もっとシンプルになれ」って言われた事がある事を思い出す。
だけどそのとき思った、「シンプルになろうとする」そのこと自体がもうシンプルではないじゃないかって。
うちは、自分の自分らしさを、きっと一生探し続けるんだと思う、
変わり続ける自分と変わらない自分を探し続けて、表現し続けるんだろうな。
逃げずにそうありたいです。

今の自分はどんなかたち?
どんないろ?
つよさ、よわさ、はかなさ、
私たちそれぞれに残されている時間。

それは、いつも目に見えない。
うたにして、音楽にしていけたらいいな。
幸せに近づくために。

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