ジョバンニとカムパネルラと

こんばんは、うたうたい秦千香子です。
気分にぴったりくる音楽、っていうの、ありますよね。
日曜の昼間に掃除しながら聴きたい音楽、
平日の疲れた夜にアロマキャンドル灯してこっそりヘッドホンで聴きたい音楽、
だれかとわいわいしたい時に聴く音楽、
いろいろ。
それがぴったりくると、何気ない時間が特別素敵な時間に変わったりする。
最近、
夜になるとDE DE MOUSEを聴いて宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」を読みます。
もう、めちゃくちゃマッチ。
今日はきれいな三日月がそっと静かに浮かんでおりまして、
星空と相まって更にドラマティックです。
星空に恋する音楽です。
そういえば、今年は、
東京で桜が満開の頃に「サクラノート」という曲を録りました。
録った音聞きながらひらひら散る桜の下を自転車で走って、ちょっとドキドキしたりした。
アルバムが出るのは夏なので、春も終わってない今、鬼も大爆笑なほどにまだまだ先だけど、
来年の「サクラソング」の席、予約させて下さいね。
新しいアルバムに、他にも沢山、聴いてくれる人の生活にそっと寄り添う音楽を詰め込めたと思ってます。
写真は今日の気分、DE DE MOUSE。
東京は何だか綺麗な空をした夜なので。
これを読んでるひとはどんな気持ちで居るんだろう?
いろんな人生がまじわりながら生きている。
今日も明日も明後日も、ずっと。
音楽は時々、恋に似ているなと思う。
自分が生きてる世界の見え方も、
突然変えてしまったりするから。
例えば、空がきれいだな、と、急に気付いたり、
自分の弱虫さ加減と大切なだれかの優しさに気付いたり、みたいなこと。
さっきまで、もうすぐ今日が終わるな、と思っていたけど、いま、新しい一日が始まったところ。
時間は、きれいな血みたいに、さらさら流れて脈打って、今日も私を生かしてくれた。
音楽がそう思わせてくれた夜です。
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