ラブラドレッセンスの瞳

暗がりの、猫の瞳の煌めき。
地中深く、眠る石の輝き。

月に還ったクロ

2008年09月08日 | 
今日の月は半月なのね。
もうとっくに沈んじゃったし。

クロが旅立った夜、ベランダに出たら見事な満月でした。
しかも月食中でした。

地球が月に影を落とした、黒い部分。
ああ、きっとクロはあそこに行ってしまったんだなあと、思いました。

去年の9月8日、その時間にベランダに出ると、また煌々と輝く月が綺麗でした。
ほぼ満月だった気がします。

今年は月がいないね。
もうそろそろ、いつまでも泣いていないでってクロが言っているのかもしれない。
これからは銀河がいてくれるから、寂しくないでしょうって言っているのかもしれない。

でも家族がいない悲しみは、2年や3年じゃなくならない。
いつまでも泣いていればいいとは思わないけど…。



クロがまだ元気だった頃。
いつも家には、寝に来てました。



目つきが悪く写っちゃったけど、これはたまたま
切れ長目のハンサムさんですよ



クロはいつも、ひっくり返ってお腹出して寝てたね
最初から家の中では、全然警戒してなかった。



いつも寝てる顔、同じような写真しか撮れなくて…。
目を瞑ると全部真っ黒だから、撮りにくいし難しいし。
そんな理由であんまり写真がないのが、とても悲しいです…

今はもうとっくに、苦しみも痛みもなく安らかに眠れているでしょう。
1分でも長く生きていて欲しかったけど、それは1分でも長くクロが苦しむという事。
でも安楽死はさせなかった。
クロは生きようとしていたから。
やっと新しい家族が出来たんだから、早く病気を治して、元気になって穏やかに暮らしたいっていう気持ちが、ちゃんと伝わってきたから。

わかっていたよ。
クロの望みはわかっていた…。

なのに、何も叶えてあげられなくてごめんね。
せめて、苦しみだけでも代わってあげたかったのに。
ホントに、何もしてあげられなくてごめん。

ただ側にいて、泣きながら撫でる事しか…。

また今日も泣いてしまうけど、許してね。

例え銀河が側にいても、ただクロがいない事だけが、悲しいから。

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