京都・大原のお寺を巡ってみました(3) 来迎院(京都市左京区)
by |2016-01-14 09:03:37|
皆様おはようございます。
「お墓の加登」広報スタッフブログ「カトカト日記」をいつもご覧いただきありがとうございます。
記事を読んでご興味をお持ちいただけましたら、加登公式ホームページ、加登TOKYOホームページ、Facebook公式アカウントの方もよろしくお願いします。
昨日の日記の続きです。
「京都大原三千院(京都市左京区)」、「実光院(京都市左京区)」を訪れた後、「来迎院(京都市左京区)」に向かいました。
三千院の近くに案内看板が出ていて「徒歩5分」と記載されていたのですが、ただの5分ではなく山道を登らなければなりません。
駐車場から三千院までも登り道だったのに、また登るのか・・・。
行くべきか否か迷いましたが、聞けば慈覚大師円仁が開き、融通念仏宗の祖である聖応大師良忍が再興したという名刹。
ここまで来て見逃したらもったいないオバケに食べられてしまいます。
意を決した僕は運動不足の身体に鞭打ち、山道を登りはじめたのでした。
て言うか、登山道やん・・・。
ようやく山門に到着。
こちらも苔生(む)しています。
さらに階段を上ります。
ここまで来たらどこまででも上ってやろうという気になります。
本堂。
ご本尊の薬師如来像の他、阿弥陀如来、釈迦如来の坐像が安置されています。
いずれも木造で、重要文化財に指定されています。
この来迎院、平安時代に円仁上人が声明(しょうみょう。法要や儀式の際、仏様や神様を賛美する歌曲として、仏典や経文に旋律・抑揚をつけて歌われる)の道場として開いたのが始まりとされています。
当時の寺名は三尊院。
その後いくつかの流派に分かれた天台声明をこの地で良忍和尚が統一し、大原声明として完成させたのだとか。
昨日の日記に写真を掲載した勝林院も声明の道場でした。
とある階段の麓(ふもと)にて。
「この上獅子飛石」。何を観るにも上らなければならないのであります。
橋の向こうに良忍上人の御廟があります。
鎌倉前期に造られた三重石塔で、重要文化財に指定されています。
600年以上前のお墓に参ることが出来るなんて素晴らしいことですよね。
やっぱりお墓は石に限るなあ、などと感慨に浸りつつ、静かに手を合わせました。
最後に来迎院を出て、「音無の滝」へと向かいます。
またも登山道を行きます。
登ることおよそ15分。
到着です!
良忍上人がここで声明の修行をした際、初めのうちは滝の音にかき消されて声明が聞こえなかったのが、やがて滝の音と声明の声とが和し、最後には滝の音が消えたという伝承が「音無の滝」の名称の由来なのだそうです。
もちろん、僕のような凡夫の耳には、常に滝の音が響き渡っていました。
三千院からさらに上らなければならないせいか観光客の姿も少なく、よりダイナミックな自然を感じることの出来る来迎院。
体力のある方には「音無の滝」とともに足を運んでみることをオススメします。
■■ 来迎院 ■■
住 所 京都市左京区大原来迎院町537
アクセス 京都バス「大原」停留所より徒歩約15分
駐 車 場 近隣に有料駐車場多数。1日400~700円くらい。
拝 観 料 一般:400円
拝観時間 9:00~17:00
■ 加登のこと、もっと知りたい方は・・・・・
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駐車場から三千院までも登り道だったのに、また登るのか・・・。
行くべきか否か迷いましたが、聞けば慈覚大師円仁が開き、融通念仏宗の祖である聖応大師良忍が再興したという名刹。
ここまで来て見逃したらもったいないオバケに食べられてしまいます。
意を決した僕は運動不足の身体に鞭打ち、山道を登りはじめたのでした。
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ようやく山門に到着。
こちらも苔生(む)しています。
さらに階段を上ります。
ここまで来たらどこまででも上ってやろうという気になります。
本堂。
ご本尊の薬師如来像の他、阿弥陀如来、釈迦如来の坐像が安置されています。
いずれも木造で、重要文化財に指定されています。
この来迎院、平安時代に円仁上人が声明(しょうみょう。法要や儀式の際、仏様や神様を賛美する歌曲として、仏典や経文に旋律・抑揚をつけて歌われる)の道場として開いたのが始まりとされています。
当時の寺名は三尊院。
その後いくつかの流派に分かれた天台声明をこの地で良忍和尚が統一し、大原声明として完成させたのだとか。
昨日の日記に写真を掲載した勝林院も声明の道場でした。
とある階段の麓(ふもと)にて。
「この上獅子飛石」。何を観るにも上らなければならないのであります。
橋の向こうに良忍上人の御廟があります。
鎌倉前期に造られた三重石塔で、重要文化財に指定されています。
600年以上前のお墓に参ることが出来るなんて素晴らしいことですよね。
やっぱりお墓は石に限るなあ、などと感慨に浸りつつ、静かに手を合わせました。
最後に来迎院を出て、「音無の滝」へと向かいます。
またも登山道を行きます。
登ることおよそ15分。
到着です!
良忍上人がここで声明の修行をした際、初めのうちは滝の音にかき消されて声明が聞こえなかったのが、やがて滝の音と声明の声とが和し、最後には滝の音が消えたという伝承が「音無の滝」の名称の由来なのだそうです。
もちろん、僕のような凡夫の耳には、常に滝の音が響き渡っていました。
三千院からさらに上らなければならないせいか観光客の姿も少なく、よりダイナミックな自然を感じることの出来る来迎院。
体力のある方には「音無の滝」とともに足を運んでみることをオススメします。
■■ 来迎院 ■■
住 所 京都市左京区大原来迎院町537
アクセス 京都バス「大原」停留所より徒歩約15分
駐 車 場 近隣に有料駐車場多数。1日400~700円くらい。
拝 観 料 一般:400円
拝観時間 9:00~17:00
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