「沈みゆく大国アメリカ」を読みました。

本日ご紹介するのはジャーナリスト堤美果さん著「沈みゆく大国アメリカ（集英社新書）」。
読んでいて吐きそうになりました。




先進国で唯一国民皆保険制度を持たないアメリカ。
一部の富裕層を除いてまともな医療が受けられないほどに高額な医療費。
毎年１５０万人が自己破産し、その６割が医療保険関連によるものだそうです。

本書では、昨年の中間選挙の争点にもなったオバマ大統領の医療改革「オバマケア」施行後の悲惨な現状も明らかにされています。

恐ろしいことに、（ＴＰＰ交渉の結果いかんを問わず）その波は我が国にも押し寄せようとしているのです。
日本の国民皆保険制度にも問題はあるものの、アメリカの圧力に屈して「医療」を、そして人間の「命」を商品化することだけは絶対に避けて欲しいものです。

もはや対岸の火事として傍観してはいられません。
ぜひともご一読ください。




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