記憶が定かではないが、FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?というタイトルの本がある。作者自身がディーラー出身で、ある意味ではディーラーの真実を語っている。即ち、世間の一般的なイメージと違って、専業トレーダーらは市況を読めるというよりも、リスクコントロール及び売買手法に長けているから、最終的に儲かるのである。
だから、別にディーラーだから彼らの予測が正しいとは限らないし、ディーラーだからこそ予測をしない、相場への対応のみに集中していると言われている。もっとも、予測とはアナリストの仕事で、ディーラーが予測に精を出したら、儲からなくなるかもしれない。このためか、欧米を含め、大手投資銀行及び証券会社が出しているレポートを社内のトレーダーらはあまり読まないようである。
日本では、三井住友銀行さんが「フォレックス・ウィークリー」を出しており、その中に「ディーラーに聞きました」という面白いコラムがある。内容は同行のディーラーらの予測と実績の比較表で、実際、ディーラーらの予測がよく外れていた、ということを続けて読めばお分かりになる。
但し、ディーラーらは予測が外れても全然問題ないし、取引に勝てばよい。言い換えれば、勝つためにストラテジーなど戦略の構築よりも如何に柔軟に市況の変化に対応し、適切なリスク管理を行うことの方が遙かに重要である。また、予測などストラテジーを重視し過ぎると、かえって取引のリスクを増大させる場合もある。
さて、当方の12月シグナルのデータでは、一回の取引の最大損失が14万5千円で、最大収益は41万6千円だった。平均損失額は77964円に対し、平均利益額は179791円だった。このように、損失と利益額の比率を一定の比率に保てば、取引の回数を増やせば増やすほどトータル利益を拡大させていく仕組みとなる。これこそディーラーが取引を生業としてやっていける「掟」であり、彼らの真実である。
BULLBEAR FXシグナルの11月の成績と比べ、12月の成績は惨憺たるものだったが、それでもマイナスにならなかったのは、「ディーラーの掟」を守っただけであった。為替のみならず、投資、投機の世界に生き残りたいなら、この「掟」をきちんと守らなければならない。
ちなみに、「生き残る」との言葉は投資の世界ではかなり重い意味合いを持つ。次回はリスクコントロールとポジション操作の視点から詳しく説明したい。
だから、別にディーラーだから彼らの予測が正しいとは限らないし、ディーラーだからこそ予測をしない、相場への対応のみに集中していると言われている。もっとも、予測とはアナリストの仕事で、ディーラーが予測に精を出したら、儲からなくなるかもしれない。このためか、欧米を含め、大手投資銀行及び証券会社が出しているレポートを社内のトレーダーらはあまり読まないようである。
日本では、三井住友銀行さんが「フォレックス・ウィークリー」を出しており、その中に「ディーラーに聞きました」という面白いコラムがある。内容は同行のディーラーらの予測と実績の比較表で、実際、ディーラーらの予測がよく外れていた、ということを続けて読めばお分かりになる。
但し、ディーラーらは予測が外れても全然問題ないし、取引に勝てばよい。言い換えれば、勝つためにストラテジーなど戦略の構築よりも如何に柔軟に市況の変化に対応し、適切なリスク管理を行うことの方が遙かに重要である。また、予測などストラテジーを重視し過ぎると、かえって取引のリスクを増大させる場合もある。
さて、当方の12月シグナルのデータでは、一回の取引の最大損失が14万5千円で、最大収益は41万6千円だった。平均損失額は77964円に対し、平均利益額は179791円だった。このように、損失と利益額の比率を一定の比率に保てば、取引の回数を増やせば増やすほどトータル利益を拡大させていく仕組みとなる。これこそディーラーが取引を生業としてやっていける「掟」であり、彼らの真実である。
BULLBEAR FXシグナルの11月の成績と比べ、12月の成績は惨憺たるものだったが、それでもマイナスにならなかったのは、「ディーラーの掟」を守っただけであった。為替のみならず、投資、投機の世界に生き残りたいなら、この「掟」をきちんと守らなければならない。
ちなみに、「生き残る」との言葉は投資の世界ではかなり重い意味合いを持つ。次回はリスクコントロールとポジション操作の視点から詳しく説明したい。
ところで以前陳さまは日本株に強気、特にノンバンク株を買っているとおっしゃっていたように思いますが、見通しに変更はございませんでしょうか。
私も最近の日本株の下落、投売りを見て、そろそろ買っても良いのではないかと物色しているところです。
今後とも質の高い記事を期待しています。
お体に気をつけて頑張ってください。
ドル円、ポンド円ですが 陳さんの予想ライン105.35円、202~205円で変わりはないでしょうか。ポンド円のH&S完成から190円行きそうな勢いだと思うのですが…??
今晩は。風見鶏になれずにいるので、当方は株にしても為替にしても見通しの変更がありません。
株式に関しては、本日「超優良株」とされる任天堂でもストップ安となったので、まさに「野も山もみな一面の弱気」となりました。だが、この時こそ「阿呆になって買いの種を蒔け」の時期でもあります。お陰様で私がいい値段でまた「仕入」できました。
おそらく半年後、私の強気に皆さんが頷いてくれるでしょう。ちなみに、私はもっとも不人気のセクターに集中投資しています。ノンバンク以外、実に「おいしい」セクターがあります。寿司でも御馳走してくれるなら、お教えしましょう。(笑)
冗談抜きで、日本株投資なら現在いいチャンスだと思います。底を買えない分、買い下がりはよいであろう。ETFをお勧めします。
ポンド/円に関しては、何回も聞かれております。前のコメント欄をチェックしてください。202円台は通過点に過ぎないが、190円台もそんなり簡単に来ないかもしれません。
早速のお返事、誠に恐縮いたします。
ところで今回の記事、全く同感ですね。
素晴らしい内容だとおもいます。
多くの投資家が、上がるか下がるか、また予測が当たるか外れるかばかりに注目します。
勿論、それこそが損益の源泉である事には異論はないのですが、本当に重要な事ではない。
少なくとも、私は常にそうやってここまで荒波の市場を生き抜いてこれた様に思うのです。(笑)
あまりにも無知な質問ですがよろしければ教えて下さい。
長くこのブログが続きますように! 私はただいま休場中ですがw
恐らく見通しを変えないと思うのですがユーロドル
は今絶好の押し目買いでしょうか。その通りと言われても買うのは度胸がいりますが。。。
陳さんの視点は非常に参考になります。
今日は更新されてるのかな~と楽しみに覗きに来るのですが、
このコメント欄に、「これからこの通貨はどうなるのか?」という
「?」マークのコメントが多いのが残念です。
これが出来れば常勝なのですが、プロと素人の差ですね。
当方、残念ながら利少なく、損失大が常です。
後悔先に立たず、何が違うのか、気づかず判らないのも素人なのです。
愚痴でごめんなさい。