ドル高の勢いが凄まじかった。ドル・インデックスは7月安値からすでに12%近い上昇率を達成した。92年以来の英ポンドの暴落ぶりに鑑み、ドル高の「スピード違反」感を払拭できない。
さて、ドル・インデックスのチャートから何らかのシグナルを読み取りたいと思い、上の日足図を検証することに。当方では、少なくとも、以下の3点が気掛かりである。まず、80大台の手前まで迫ったレベルにおいて、昨日の罫線が一昨日の大陽線との「包み」パターン。その次、MACDが示している過熱感。最後に、RSIがオーバー・ゾーンにおいて構築しつつある弱気「ダイバージェンス」シグナルの点灯が挙げられる。従って、そろそろドル高トレンドの頭打ちを想定しておくのが妥当であろう。
ただ、「スピード違反」であるといって、必ずしも「事故」になるとは限らない。即ち、ドルの高値保ち合い及び調整的な値動きが想定されやすいが、トレンドの本格的修正には程遠いであろう。ただ、米サイドのマイナス材料が無視されるほど、市場コンセンサスはすでに極端にドル高のスタンスに傾いているので、ドルの調整があれば、恐らく一般投資家の想定範囲をやや超えるレベルまで打診するかもしれない。
もっとも、コインの両面のように、視点を変えれば、上のチャートから「裏の面」のシグナルを読み取れる。つまり、約2年間ぶりの「買われ過ぎ」があってこそ、ドル高トレンドは本物である。
「スピード違反」したこそ、一方通行になりやすい。やや変な理屈だが、相場では通用することもある。なぜなら、相場は科学ではなく、「人間心理」に関わる芸術だ。
さて、ドル・インデックスのチャートから何らかのシグナルを読み取りたいと思い、上の日足図を検証することに。当方では、少なくとも、以下の3点が気掛かりである。まず、80大台の手前まで迫ったレベルにおいて、昨日の罫線が一昨日の大陽線との「包み」パターン。その次、MACDが示している過熱感。最後に、RSIがオーバー・ゾーンにおいて構築しつつある弱気「ダイバージェンス」シグナルの点灯が挙げられる。従って、そろそろドル高トレンドの頭打ちを想定しておくのが妥当であろう。
ただ、「スピード違反」であるといって、必ずしも「事故」になるとは限らない。即ち、ドルの高値保ち合い及び調整的な値動きが想定されやすいが、トレンドの本格的修正には程遠いであろう。ただ、米サイドのマイナス材料が無視されるほど、市場コンセンサスはすでに極端にドル高のスタンスに傾いているので、ドルの調整があれば、恐らく一般投資家の想定範囲をやや超えるレベルまで打診するかもしれない。
もっとも、コインの両面のように、視点を変えれば、上のチャートから「裏の面」のシグナルを読み取れる。つまり、約2年間ぶりの「買われ過ぎ」があってこそ、ドル高トレンドは本物である。
「スピード違反」したこそ、一方通行になりやすい。やや変な理屈だが、相場では通用することもある。なぜなら、相場は科学ではなく、「人間心理」に関わる芸術だ。