魔女の指ぬきとも呼ばれるジキタリス。薬草にもなるのですが、ヨーロッパでは不吉なイメージがまとわりついています。よくみると可愛い花なのですが。
ジギタリスとは、オオバコ科ジギタリス属(キツネノテブクロ属、学名:Digitalis)の総称。狭義では、ジギタリス属の特定の種(Digitalis purpurea)を指す。
地中海沿岸を中心に中央アジアから北アフリカ、ヨーロッパに20種あまりが分布する。一・二年草、多年草のほか、低木もある。園芸用に数種が栽培されているが、一般にジギタリスとして薬用または観賞用に栽培されているのは、Digitalis purpurea種である。
学名のDigitalis(ディギターリス)はラテン語で「指」を表すdigitusに由来する。これは花の形が指サックに似ているためである。数字のdigitやコンピューター用語のデジタル(ディジタル、digital)と語源は同じである。
西洋に伝わる俗説
西洋では暗く寂れた場所に繁茂し不吉な植物としてのイメージがある植物とされる。いけにえの儀式が行われる夏に花を咲かせることからドルイド達に好まれると言われる。「魔女の指抜き」「血の付いた男の指」などと呼ばれていた地域もある。メーテルリンクは、「憂鬱なロケットのように空に突き出ている」と形容している。
これから昇ってくる太陽と荒々しい雲が相克している夜明け前のひととき。今日の天気の予兆のようです。今日はまた荒れた天気になるのでしょうか。九州の大雨は心配ですね。都会では想像できないような自然の荒々しさを思いやります。