黄色いソケイだからキソケイ黄素馨と呼ばれるが、木のようなので木素馨とも書くらしい。素馨はジャスミンのことだ。羽衣ジャスミンのような圧倒的な香りはないが、花の形はそっくりだ。石垣に垂れるようにして咲いていた。蕾の形もかわいい。
(2020-05 川崎市 道端)
【キソケイについて】
キソケイは、それほど見かけることがない花木ですが、西南アジアからヒマラヤが原産のモクセイ科ソケイ属の常緑低木です。5月頃に小さな黄色の花がたくさん咲きます。ヒマラヤジャスミンと呼ばれることがありますが、残念ながら花の香りはそれほど強くはありません。
比較的耐寒性があり、関東以西の温暖地では庭植えが可能です。
【キソケイの概要】
樹高
低木で1.5~2mほどになりますが、枝はかなり広がります。
花
5弁の小さな黄花がたくさん咲きます。香りはそれほど強くはありません。
耐寒性・耐暑性
耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い
耐暑性は強く、また、関東以西の暖地であれば、庭植で冬を越します。
学名 Jasminum humile var. revolutum
学名の説明
Jasminum・・・・・アラビア語の ysmyn(マツリカ)をラテン語化したものです。
humile・・・・・「低い」、「小さい」
revolutum・・・・・「外巻きの」
【主な種類と品種】
一重の他八重咲きもあるようですが、八重咲きの苗木はあまり出回っていません。