春に花をつけていたチガヤ、すっかり穂になっていた。
まるで猫の尻尾のようなふわふわの穂だ。
春の花はこんなふうだった。
このようなほわほわの穂であればこそ、
「春日野の浅茅が上に思ふどち遊ぶ今日の日忘らえめやも」という万葉の歌や
「山原のほほけ茅花(つばな)のうちなびき乱るるが中にころぶしにけり」という古泉千樫の歌もよく理解できるというものだ。
(2019-05 神奈川川崎市 道端)

まるで猫の尻尾のようなふわふわの穂だ。
春の花はこんなふうだった。
このようなほわほわの穂であればこそ、
「春日野の浅茅が上に思ふどち遊ぶ今日の日忘らえめやも」という万葉の歌や
「山原のほほけ茅花(つばな)のうちなびき乱るるが中にころぶしにけり」という古泉千樫の歌もよく理解できるというものだ。
(2019-05 神奈川川崎市 道端)
