三つ峠山の山頂近くで花を開いていたトモエシオガマ。捩じれた巴型に花をつけるのがユニーク。巴型といってもピントこないかもしれないので、巴紋の画像を最後に示しておく。要するに三つ巴の形で回って花がつくのである。厚みのある肉感的な花が特徴だ。
(2019-08 山梨県 富士山麓 )
トモエシオガマ(巴塩竈)
ゴマノハグサ科、シオガマギク属
学名 Pedicularis resupinata var. caespitosa
分布 本州(中部地方以北)。
高さ 30~60cm。
花期 8月~9月。
生育地 山地の草地など。
・「シオガマギク」の変種。花が茎の上部について、ねじれていることで上から見ると巴状に見える。
・茎はほとんど分枝しないで直立する。
・葉は「シオガマギク」よりやや幅広い。
・茎の上部に長さ2㎝ほどの紅紫色の花をつける。
巴紋