タイで作出された高名なスイレン「キング・オブ・サイアム」。雄しべが花弁になって、濃い紫の多数の花弁が特徴。花芯の黄色の蕊も目立つ。「タイの国王」という名前は、同じく有名な「タイの女王」という名前と対にされている。
(2020-08 東京都 神代植物公園)
熱帯スイレン 昼咲き
品種名 King of Siam/Chalong Kwan (キング・オブ・サイアム/シャロン・クワン)
交配-作出者-年次 'Larpprasert'x colorata (Chaiphon Thamasuwan) 1998
花色 濃青紫
株-花-葉の大きさ 株:中型--花:12~15cm--葉:23cm前後
特徴
タイで作られた品種で、ミッドナイト同様おしべが花弁化して非常に数が多く豪華な印象の品種です。交配はラーププラサートx コロラータ。キング・オブ・サイアムは1998年1月に作られ、当初は作出者のチャイポン・タマスワン氏の叔母の名前を冠して'CH. Indrawasu'と名付けられていましたが、タイ国王の誕生日を祝し'Chalong Kwan'と改められました。 その後、アメリカへの導入時にMrs. Betsy Sakata(アメリカ)、Ms. Bubpa Sugoratana (タイ)両氏により'King of Siam'と意訳され、キング・オブ・サイアムが正式な品種名となったという経緯があります。
■スイレンシリーズ
「ホワイトパール」(睡蓮シリーズ01)
「アフターグロー」(睡蓮シリーズ02)
「クイーン・オブ・サイアム」(睡蓮シリーズ03)
「ニンファエア コロラタ」(睡蓮シリーズ04)
「アルバート・グリーンバーグ」(睡蓮シリーズ05)
「ジェネラル・パーシング」(睡蓮シリーズ06)
「ペンシルベニア」(睡蓮シリーズ07)
「ピンク・プラッター」(睡蓮シリーズ08)