テロとの戦いに参加する必然性って・・・

今日の3K は、悪い意味で 3Kの体質が出ている社説を久しぶりに書いてきた。
・【主張】会期再延長　参院無用論にならないか（2007年12月12日 MSN産経ニュース;web魚拓）

要は、「さっさとテロ特措法を採決しやがれ」という内容の文章なのだが・・・。
特に酷いのは以下に引用する部分。

---- 以下引用 ----
与党とくに公明党には再議決に慎重な意見もあった。
しかし、日本の国益がかかり、国際協調行動でもあるテロとの戦いから離脱したまま、新テロ法案を先送りする選択肢は、政権運営に責任を負う立場からは、とり得ないだろう。
参院での法案採決時期にめどが立たないため、年をまたぐ変則的な会期延長となるのも仕方あるまい。
---- 引用以上 ----

（米が唱えるところの）テロとの戦いが日本にとって国益になってる、と本気で思っているのだろうか？
そもそも、このテロ特措法自体米（と日本国内の一部）の意向が強く反映されてるしな～。

だいたい、国際協調行動の形としては何も自衛隊派遣でなくても構わないはずだがね。
3K の論説委員の方々は、「国際協調行動＝テロとの戦い」という思考に囚われているのだろうか？
このテロ特措法とやらの制定を行う前に、他の可能性を探っておくのが政治としての筋だと俺は思ふ。
けど、どうも安倍前首相といい福田首相といい、この作業を怠ってるようにしか考えられないのだ。
それで本当にいいのか？

繰り返しになるけど、（米が唱えるところの）テロとの戦いって日本にとって国益になるんだろうか？
これを読んだ人には、できればこれについて自分なりに考えてほしい。
ま、誰が得するとかは一切抜きにして・・・。


2007年12月26日追記：
以下の trackback 先を追加。
trackback先 URL：http://ukiuki.way-nifty.com/hr/2007/12/rrko_4d0d.html