選民意識のとりこ

なんか、自衛隊の海上幕僚監部が作成した教育資料に妙な文章が盛り込まれたらしいが・・・。
・海自教育資料に「敗戦後、意識のとりこ」防衛相陳謝（2008年11月6日 asahi.com）

元は、一般隊員・幹部向けの精神教育参考資料に盛り込まれていた内容らしい。
ってか、精神教育って何よ・・・？

以下、asahi.com の記事から、記事自体が短いので全文を引用しておく。
---- 以下引用 ----
「敗戦を契機に、わが国民は自信を失い、愛国心を口にすることはおろか、これをタブーとし、（せんみん）意識のとりこにさえなった」

　自衛隊の海上幕僚監部が作成した一般隊員・幹部向けの精神教育参考資料に、こんな表現があることが、６日の参院外交防衛委員会の審議で明らかになった。
浜田防衛相は「きわめて違和感がある」と陳謝した。

　民主党の白真勲氏が防衛省からこの資料の提供を受け、「『』という言葉にかちんとなった。一種の差別用語といえなくもない。極めて問題だ」と指摘した。
浜田氏は「しっかりと確認し、適切でなければ変えさせていただく」と応じた。

　この資料は０２年３月付。
該当部分は部外の大学教授の著作（１９７６年）から引用したとしている。
---- 引用以上 ----

部外の大学教授って一体どこの誰なのやら。

ってのはともかく。
戦後の日本の人達が意識に囚われてたって・・・。
むしろ、一部の方々は選民意識を持ってるような気がしてならないけど。
特に、今回問題の表現が盛り込まれていたブツを教育資料として使っていた、当の自衛隊や防衛省（当時は防衛庁か）の方々にそうした人達が多そうだ。
代表格としては、この前空幕長を更迭された（結局定年退職）田母神氏に尽きるんだろうが・・・。


なんつーか。
田母神氏にしろ今回の件にしろ、過去日本がやった事に関して開き直ってる感が見え見えなんだよな。
さながら、イスラエル政府やイスラエル社会が 1948年前後にやった事（パレスチナの人達にしてみれば Nakba だが）を正当化するように・・・。

全く馬鹿げてるわ。