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幸福実現党の謎釈明

2009-09-01 16:41:13 | おかしな人たち
一昨日行われた衆議院総選挙で、ある意味注目を浴びていた政治団体があった。
そう、天下の主 El Cantare こと大川 隆法総裁が率いる降伏実現党幸福実現党だ。
この政治団体の主張は色んな意味でぶっ飛んでいて、多数の人に受け入れられるとは思えないものだった。
そして、予想通りというかなんというか、一昨日の総選挙では立候補者全員が落選という見事なオチを迎えた。
・「議席ゼロ」「会見なし」幸福実現党の静かな夜(2009年8月31日 news.livedoor.jp)

で、この選挙結果について、幸福実現党は色々不思議なことを述べていたのだが・・・。
・幸福実現党より、衆院選の結果を総括するとともに、国民のみなさまのご支援への心よりの感謝と御礼を申し上げます。(2009年8月31日 hr-party.jp;.pdfファイル)

以下、2009年8月31日分『幸福実現党より~』を全文引用しておく。

---- 以下引用 ----
2009年衆議院議員選挙においては、当選者を出す結果には至りませんでした。
私どもの政策に賛同して下さり、この暑い夏を共に走り続けて下さった支援者の皆様にお詫び申し上げるとともに、国民の皆様から頂いた多くのご支援に、心よりの感謝と御礼を申し上げます。

立党してより約3ヶ月、国防や経済問題等、日本が直面する内憂外患の危機を回避し、これからの日本に必要な未来ビジョンを示すべく、私たちは戦って参りました。

今回、小選挙区で107万票の得票を頂くことになりました。
しかしながら、当選者を出すにいたらなかったことは、立候補者名、党名の定着・浸透が不十分で、政権交代選挙の前では通用しなかったためと真摯に受け止めたいと考えます。
また、選挙区によっては、母体である幸福の科学の信者数にもはるかに届かない得票数もあり、信者の信仰と政治選択に分離があるものと思われました。

根本的には、本党の主張した正論が国民に十分には理解されなかったものと思われますが、国難への警鐘を鳴らしたという点で、宗教政党としての重要な使命は果たしえたと思っております。
また、この選挙戦を通じて、既存政党に替わる“新しい選択”としての「幸福実現党」への国民の皆様のご期待を肌で強く感じることができました。

今後、慎重に検討を重ね、次回参院選に挑戦する折には、適性ある候補者を選び、事前の政治活動を充実させていきたいと考えます。
今後とも皆様のご支援、ご指導をよろしくお願い申し上げます。


2009年8月31日
幸福実現党
幹事長 小林早賢

---- 引用以上 ----

ちなみに、比例区での獲得票は全国合計で 423,092 票。
小選挙区での約107万票を踏まえると、残りの約57万票は比例区でどこの政党に行ったのだろうか・・・?
ある意味で不安だったりする。

つーか、この声明で問題なのは、幸福の科学信者の人達への敬意に欠けてる感が出てること。
先程引用した部分は、暗に「信者なら幸福実現党に投票するのが当然だっぺよ~」という意思が滲み出てるしな。
だいたい、今回の衆議院選挙に幸福実現党が出るかどうかでも信者の人達とモメたらしいし・・・。
どんだけ幸福実現党の幹部の方々が自分達を支持してる人達を軽視してるんだ、って話だよ(失笑)。


それはそうと。
ある意味で幸福実現党と似ている点が多い公明党が、今回の選挙に関する総括を行っていた。
・ご支援に感謝し再出発期す(2009年9月1日 komei.or.jp)

この中では、何気に選挙制度に関する批判なんてのが行われていた。
以下、komei.or.jp の記事からその部分を引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
また、今回も、定数1という小選挙区制度特有の問題点が浮き彫りになった。
「風」の影響によって、総選挙のたびに大政党が大勝と大敗を繰り返していては、政治の安定や継続性は損なわれる。
得票率と議席率の隔たりが大きく、有権者の選択肢を狭める現在の衆議院の選挙制度について議論が必要かもしれない。
(以下略)
---- 引用以上 ----

「次」の選挙を見据えてる辺りが、公明党と幸福実現党との格の違いって奴だろうか?


2009年9月5日追記:
以下の記事に trackback を送信。
・比例区削減で消えようとしているもの(2009年9月4日 非国民通信)


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