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IOC's another mistake about 2020 Olympic Games bid(May 19, 2015)

2015-05-19 21:17:53 | 五輪招致ネタ
今回はかなり久しぶりの五輪ネタ(謎)。


現在日本では、2020年夏季五輪に向けて色々準備が行われている。
その中には、東京にある国立競技場の解体→建て替えってのがある。
が、その計画に関し妙な話が持ち上がっていた模様。
・新国立競技場、東京五輪は屋根なし 「間に合わない」(2015年5月18日 asahi.com)

元の国立競技場解体に必要な入札を巡るゴタゴタで工事が遅れてる中でのこの騒動。
とりあえず、2015年5月18日分 asahi.com『新国立競技場~』から前半部分を(略)

---- 以下引用 ----
2019年春の完成を目指す新国立競技場(東京都新宿区)について、下村 博文・文部科学相は18日、都庁での舛添 要一知事との会談で、当初計画にあった競技場の屋根は大会後に整備し、8万人の観客席の一部を仮設とする考えを明らかにした。
それぞれ20年東京五輪・パラリンピックに工期が間に合わないことや建設費の削減の必要性を理由に挙げた。

会談は、下村文科相が都に建設費の一部負担を求めるのが目的で設定された。
下村文科相は500億円を競技場の周辺整備費用とし負担を要請したが、全体の建設費の見積もりを示さず、舛添知事は「全体のコストがどうなるのか、都民に説明責任を果たせるように示してほしい」と求めた。

 新競技場は19年ラグビー・ワールドカップの会場としても使われる。
下村文科相は「19年春には、競技場そのものは間に合わせるが、全てをやっていると間に合わない。屋根なしなら間に合う」と説明。
仮設席は20年大会終了後に撤去し、観客席の規模を縮小するという。
(以下略)
---- 引用以上 ----

屋根がないってや~ね~。
そもそも、建設予定の国立競技場の計画で示されたアーチ部分(屋根の上にかかるらしい)の設計に無理がある模様。
この辺は以下記事後半の解説を参照(手抜き)
・新国立競技場説明会にて 3(2015年3月10日 建築エコノミスト 森山のブログ)

どうしてこんな無茶な設計が採用されたのやら・・・。


話を戻す。

舛添知事は、昨日の会談に関し補足を加えていた。
・【舛添都知事日記】新国立競技場の建設について、誰が最終的に責任を持つのか!?(2015年5月19日 gendai.ismedia.jp)

舛添知事は、昨日の会談で下村文科相が提示した整備費負担や国立競技場の建設費用に関して疑問を投げかけていた。
以下、2015年5月19日分gendai.ismedia.jp『新国立競技場の建設について~』から中盤部分を(略)

---- 以下引用 ----
(中略)
私が都知事になったとき、新国立競技場の建設については、「1,500億円の整備のうち、500億円を東京都が負担することになっている」ということが巷間言われていた。そのような約束を誰と誰が行ったのか、知る術も無い。
国と東京都が正式に約束したのなら、公文書で協定書を交わすべきであるが、そのような文書もない。

そもそも、このような国家的大事業の経費負担を、リーダーの口約束などで決めるべきではないし、そのようなことで500億円もの都民の税金を使うことが許されると考えるのは、あまりにも稚拙である。
本当にそのような「密約」があったとすれば、それを結んだ者は猛省すべきであるし、今の知事である私が、そのような口約束に拘束される理由は断じてない。

したがって、国からの整備費負担の話は、5月18日に、はじめて正式に来たものであることを明確にしておきたい。
そして、その国の要請を受けるもなにも、前提となる必要な情報すらない。

そこで、下村大臣に対して、整備費負担を検討する前に、(1)整備費の正確な見積もり、(2)屋根まで付けての完成時期について、情報の提示を求めた。
「国立」競技場である以上、国が整備するのが当然であり、なぜ東京都が整備費を負担せねばならないのか。
納税者である都民が納得するような説明ができるのか。

新国立競技場建設の責任者はJSC(日本スポーツ振興センター)であり、その監督官庁は文科省であるが、解体までの不手際を見ても、これらの組織が然るべき能力と責任意識を有しているのかどうか、はなはだ疑問である。
私なりに、過去の経緯を調べ、専門家、業者などにも聞き取りを行った。
その結果は、恐るべき事態になっていた。

まず、整備については、1,692億円ではとても済まず、2,500億円を超えるという。
また、工期については、屋根付きでは間に合わないし、屋根を付けなくても間に合わないかもしれないという。
前年の2019年には新国立競技場でラグビーのワールドカップが行われるが、そのときまでに完成させることができるのかどうか。
(以下略)
---- 引用以上 ----

国立競技場建て替えに関して、JSCが設計や解体→建築に至るまでの過程についてどれだけ関与してるか不明だが・・・。
正直、国際オリンピック委員会(IOC)の方々(特に2020年夏季五輪開催地の投票で東京に票を入れた人達)は日本政府のアフォっぷりを甘く見ていたとしか思えない。
まぁ、委員の人達が投票の際にそういう点を考慮したかどうか怪しいけど。
↓JSCの素晴らしい「実績」
・Japan Sport Council's setback about reconstructing the National Olympic Stadium?(Oct 6, 2014)(2014年10月6日 flagburner's blog(仮))

というか、国立競技場建て替えにしろ五輪開催計画の変更といい、主催者側の対応が場当たり的な気がするのは俺だけ?


なお、下村文科相は、この1件に関し定番(?)の釈明を行っていた。
・文科相「五輪開催に支障はない」 新国立競技場の屋根先送り(2015年5月19日 47news.jp;共同)

参考までに、2015年5月19日分 47news.jp『文科相「五輪開催に支障はない」~』を全文(略)

---- 以下引用 ----
下村 博文文部科学相は19日の記者会見で、新国立競技場(東京都新宿区)の開閉式屋根の設置を2020年東京五輪・パラリンピック後に先送りする方針に関し「(屋根設置は)コンサートなどに競技場を有効活用するためであり、五輪や19年のラグビー・ワールドカップ開催に支障はない」との認識を示した。

 フィールド部分を覆う開閉式屋根を当初の計画通りに設置した場合には、工事が数カ月遅れると建設業者から指摘されたと説明。
「19年の完成を厳守するための判断だ」と強調した。
---- 引用以上 ----

まるで成長していない・・・。



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