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2020年夏季五輪の開催計画を最初に考えた人の心境はイカに(Nov 20, 2014)

2014-11-20 21:33:31 | 五輪招致ネタ
今回は懲りずに2020年夏季五輪ネタ(謎


この所、2020年夏季五輪の計画について色々コメントしている舛添 要一(Yo-ichi MASUZOE)東京都知事が、計画の一部を変更すると表明したらしいが・・・。
・五輪3会場、新設を中止 都知事「既存施設活用」(2014年11月20日 TOKYO Web)

一部の人達にとっては頭を抱えるしかないと思われるこの話。
以下、2014年11月20日分 TOKYO Web『五輪3会場~』を全文(略)

---- 以下引用 ----
二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの競技会場計画見直しで、東京都の舛添 要一知事は十九日、新設予定だったバドミントン、バスケットボールの「夢の島ユース・プラザ」二棟(江東区)と、セーリングの「若洲オリンピックマリーナ」(同)の三会場の建設を中止すると表明した。 
 舛添知事は都議会特別委員会で「会場建設で最も重要なのは既存施設を最大限活用し、新設の場合は大会後に有効活用されるかを検証すること」と説明し、理解を求めた。

 都は招致段階で、十会場の新設などで都が負担する施設整備費を千五百三十八億円と見積もっていた。
しかし、その後の建設物価の高騰や周辺整備費を加えると、三倍の四千五百八十四億円に膨らむ可能性が判明。
このため三会場の建設中止とともに、他の施設も規模を縮小するなどして二千億円分を圧縮し、見直し後の整備費を計二千五百七十六億円と試算している。

 代替施設としてバドミントンは「武蔵野の森総合スポーツ施設」(調布市)、バスケットボールは「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市)への変更を検討。
セーリングは既存の若洲海浜公園ヨット訓練所(江東区)を活用する方針を示した。
 舛添知事は委員会後、来年二月に国際オリンピック委員会(IOC)に提出する開催基本計画の作成に向け「大まかな方向はついたが、無駄な税金は使わないよう今後も削減に取り組む」と語った。
 また、IOCのジョン・コーツ調整委員長は十九日、東京五輪の準備状況を確認する事務折衝終了後に記者会見し、バスケットボールの一次リーグについて「ほかの都市や地方でやることもあり得る」と言及、候補として大阪を提案したことを明らかにした。
---- 引用以上 ----

最終的に整備費は1千億円以上増加、ね。
最初にこの計画を立てたのはどこの誰だって話だよ・・・(溜息)。

というか、IOC側は、東京以外(おそらく東京23区外)の所で競技を行うよう求めてたらしい。
・IOC suggests more venues outside Tokyo for 2020 Games(2014年11月19日 uk.reuters.com)

参考までに、2014年11月19日分 uk.reuters.com『IOC suggests~』から中盤部分を(略)

---- 以下引用 ----
(中略)
"(The IOC) has come out and specifically said that we should make the maximum use of existing facilities, and that, so far as I am concerned, overrides the 8km philosophy which we had as part of the bid," Coates told a news conference in Tokyo on Wednesday after a two-day IOC review of Tokyo's preparations.

"We have suggested to the organising committee that for the preliminaries for basketball, just as for football, they may care to look at cities like Osaka that might have large venues."

Tokyo has said from the start that some preliminary events for soccer would be held in parts of northeastern Japan affected by the March 2011 earthquake and tsunami in an effort to broaden the economic impact, but this is the first time holding events in other regions has been mentioned.

Osaka is some 400 km (255 miles) west of Tokyo.

Planners allotted $1.5 billion for venues in Tokyo's Olympics bid but that estimate more than doubled late last year after recalculation.

Such budget worries mean plans for a new basketball arena may be dropped in favour of an existing venue about 25 km (17 miles) out of Tokyo, with badminton moving a similar distance outside the city.
(以下略)
---- 引用以上 ----

IOCとしては、五輪開催地で新たに建設した競技施設が活用されてないのを問題視してるんだろうけどね。
当初の「コンパクトな開催計画」はどこに行ったのやら(苦笑)。
まぁ、最初の計画を立てた東京都のみならず、去年の段階でこういう事態を見通せなかったIOC側の責任でもあるが・・・。


なお、この開催計画変更に関して、一部の方々は超理論を持ち出して「日韓共同開催の可能性云々」と述べていた。
一体何喰ったらそんな発想ができるんだろうか・・・?


2014年11月28日追記:「日韓共同開催の可能性云々」に関して、はてなブックマーク経由(kk789weさんのコメント)でこういう話を知った
・日韓全面協力、18年冬季と20年夏季五輪成功へ(2013年9月10日 sanspo.com;web魚拓)

以下、2013年9月10日分 sanspo.com『日韓全面協力~』を全文(略)

---- 以下引用 ----
日本オリンピック委員会(JOC)の竹田 恒和会長と韓国オリンピック委員会(KOC)の金 正幸会長は9日、ブエノスアイレスで会談し、韓国で開催される2018年平昌冬季五輪と20年東京夏季五輪の成功に向け、全面的に協力することで合意した。

日韓関係が冷え込む中、東京の五輪招致成功を機に新たな動きが生まれる可能性もある。
日本には過去2度の冬季五輪を開催したノウハウがある一方、韓国は昨夏のロンドン五輪で日本の倍近い金メダル13個を獲得するなど近年は競技力で勝っている。
両者は選手の交流も促進させる。

 竹田会長は「両国の関係がしっくりいっていないときでも、スポーツは互いの理解を深めることに貢献できる」と述べ、金会長は「われわれの交流と相互協力は現在の両国の関係を好転させることができると確信する」と応じた。

 竹田会長によると、アジア・オリンピック評議会(OCA)のアハマド会長を加えた3者会談では、「冬季五輪と夏季五輪が続いて開催されることが決まり、アジアの平和構築にとって絶好の機会が訪れた」とOCAも両大会の成功に最大限の支援を約束したという。
(共同)
---- 引用以上 ----

日本と韓国の間で何らかの協力関係を結ぶことすら許せないという妙な思考が、「日韓共同開催の可能性云々」という発想に繋がったんだろうか?


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