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Ceremony to mark '52 return to sovereignty without Okinawa Pt.4(Apr 29, 2013)

2013-04-29 21:14:17 | おかしな人たち
今回は簡易更新(何)


つ~ことで、昨日は1952年にサンフランシスコ講和条約(Treaty of San Francisco)が発効された日から61年にあたるのにちなんで「主権回復の日」を祝う式典なんてのが行われた。
この式典に関しては、天下の安倍 晋三(Shinzo ABE)日本国首相の肝入りで行われただけに、安倍首相自身の意向が強く出たのだが・・・。
・4・28政府式典:突然の「天皇陛下万歳」(2013年4月29日 okinawatimes.co.jp)

昨日の式典に関して以前から沖縄の人達は「屈辱の日」と批判していたが、それが決して間違いじゃなかったのを示した格好となった。
以下、2013年4月29日分 okinawatimes.co.jp『4・28~』から前半部分を(略

---- 以下引用 ----
【東京】
壇上の安倍 晋三首相ら三権の長がそろって両手を上げ、声を合わせた。
「天皇陛下万歳」。
28日に開かれた「主権回復の日」の政府式典。
天皇皇后両陛下が式典終了後に退場する際、出席者から突然声が上がり、出席した国会議員や政府関係者約390人の一部も同調。
天皇陛下は壇上で一瞬立ち止まった。

式典に対して憲法改正への足がかりとする疑念の声が上がる中、政府が式典で強調した「未来志向」ではなく、戦前の光景に重なるような場面もあった。

仲井真 弘多知事に代わって参加した高良 倉吉副知事は万歳をしなかった。
「突然でびっくりした。あの場面でそうする必要はなかったかなと。ただ、積極的にしなかったわけではなく、反応できなかった」と終了後、報道陣に話した。
(以下略)
---- 引用以上 ----

表向き、安倍首相側はこの式典に関して祝賀ムードを無くす方向で調整してた模様。
が、「誰かが」起こした「天皇陛下万歳」という掛け声に乗っかってるあたり、本音では昨日の式典を祝うものにしたかったようだ。
ついでに、「日本が主権を回復したからこそ沖縄は日本に復帰できたのだから、沖縄は感謝するべき」という思想も・・・。
まさに「屈辱の日」だ。

つか、この「天皇陛下万歳」、日本国憲法への意趣返しという側面がありそうだが。
この辺りは、大日本帝国憲法と比較するとよりわかりやすい。
・日本国憲法 (昭和二十一年十一月三日憲法)(law.e-gov.go.jp)
・大日本帝国憲法(ndl.go.jp)

参考までに、日本国憲法の第1条と大日本帝国憲法の第1条を(略)

---- 引用以上 ----
[大日本帝国憲法]
第1条 大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス

[日本国憲法]
第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
---- 引用以上 ----

あの場面で発せられた「天皇陛下万歳」が向けられたのは、表向き日本国と日本国民統合の象徴である天皇なんだろうが、(想像上の)統治者としての天皇が本命と考えるのが筋かと。
結果的に、昨日の式典における「天皇陛下万歳」は、最高権力者自ら日本国憲法に中指を突き立てる格好になったわけだ。
これを、沖縄のみならず、日本国憲法(ひいては日本国民)にとっての「屈辱の日」と言わずして何と言う・・・。


にしても。
昨日の式典の後、天皇陛下はどういう心境だったんだろうか?


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