flagburner's blog(仮)

マイナーな話題を扱うことが多いかもしれません。

図書館から美術館へ:橋下 徹市長が美術館の(権力的な意味での)利用価値を理解してるとも思えないが

2012-06-23 21:34:50 | おかしな人たち
今回は小ネタ。


21世紀の(放送禁止用語)こと橋下 徹大阪市長が、大阪市の中之島地区にある図書館の廃止に言及していた。
・中之島図書館を廃止へ 橋下市長と松井知事(2012年6月20日 47news.jp;共同)

色んな意味でリアクションに困るこの話。
以下、2012年6月20日分 47news.jp『中之島図書館を廃止へ~』を全文(略

---- 以下引用 ----
大阪市の橋下 徹市長と大阪府の松井 一郎知事は19日の府市統合本部会合で、大阪市北区の中之島図書館を廃止し、別の施設として活用する方針を表明した。

 活用方法は未定。
会合後、松井知事は「例えばあそこで事業をしたいという公募事業者は、ものすごい数がいるはずだ。すごいスポットになる」と説明。
橋下市長も「あんなところに図書館を置く必要はない」と述べ、集客施設などに活用する意向だ。

 中之島図書館は本館が1904年に建設され、円柱が並ぶギリシャ神殿風の正面玄関など格調高い外観が特徴で、観光客からも人気が高い。
本館は重要文化財に指定されており、約55万冊の蔵書がある。
---- 引用以上 ----

中之島図書館は以前からアクセス面や使い勝手の悪さ(空調設備の不備など)を指摘されてたらしいが。
この図書館にある蔵書(約55万冊)の引き取り先をどうするのか、という疑問はどうしても残る。
まぁ、大半は「残す価値なし」と判定されそうだが・・・。


もっとも、橋下市長は上の引用文における松井知事の発言をなかったことにしたい発言を翌日行っていたけど。
・「美術館がいい」と橋下氏 中之島図書館の廃止後(2012年6月21日 47news.jp;共同通信)

松井知事の立場って一体・・・と思わざるを得ない件の発言。
以下、2012年6月20日分 47news.jp『中之島図書館を廃止へ~』を全文(略

---- 以下引用 ----
大阪市の橋下 徹市長は21日の記者会見で、国の重要文化財に指定されている府立中之島図書館(同市北区中之島)廃止後の活用策に関し「美術館なんかがいい。その方が建物の雰囲気に合う」と意欲を示した。

 大阪市と大阪府は、中之島図書館や、隣接する中央公会堂が立地する地域を文化芸術の重点地域としてブランド化する方針。
市長は美術館への転用を「一つのアイデアだ」とし、その他の活用策も含め松井 一郎府知事や有識者と府市統合本部で検討していく考えだ。

 中之島図書館は本館が住友家の寄付により1904年に建設。
---- 引用以上 ----

・・・橋下市長がぶち上げた「図書館から美術館へ」という構想は、ある面で理に適ってると言えなくもない。
なんせ、近代において図書館や美術館ってのは、帝国主義的な知(?)のあり方と深く結び付いている(きた)し。
違いがあるとすれば、図書館は支配する相手について分析・記録・学習などを行う際に貢献する(した)場所。
一方、美術館は、侵略などで得た戦利品等の展示などにより権力を誇示する(した)場所・・・。
(上の部分は間違いが多々あるかもしれん)
やたらと権力への執着が強い橋下市長にしてみれば、美術館云々と言い出したのは自然の流れか。
日本の政治ばかりか芸術をも支配するために。

・・・と言いきれるレベルまで、橋下市長が美術館の利用価値を理解してるとも思えないのもまた事実。
なんせ、大阪市長になってから橋下市長が打ち出した文化政策は、基本「リアルシムシティ」状態だし。
この辺は以下記事のコメント欄参照(手抜き)
・自分の日記にトラックバックが通らないこともある(2012年6月19日 法華狼の日記)

どうも、橋下市長が「図書館を美術館へ」と言い出したのは、単に金の問題って要素が大きいようだ。
要はいつもの橋下市長、というオチ。


それはそうと。
大阪市が公募で選んだ区長の1人が、少し前に Twitter 上で妙なことを語っていた模様。
・大阪・公募区長:ツイッターで不適切発言(2012年6月23日 毎日jp)

あーだこーだ書くのも野暮なこの話。
以下、2012年6月23日分 毎日jp『公募区長~』を全文(略

---- 以下引用 ----
大阪市浪速区の公募区長として8月に就任予定の経営コンサルタント会社社長、玉置 賢司氏(45)がインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に「菅 直人(前首相)を殴る」などと書き込んでいたことが分かった。
玉置氏は「東日本大震災への政府の対応が遅れていることにいら立って書いた。暴力やテロを肯定しているようで、社会人として言葉の選択が誤っていた」と陳謝した。

 玉置氏は昨年4月9日、ツイッターに「近頃の日本は右翼があかん政治家を殺したりせえへんようになった。今の時代に殺す必要は無いのかもしれんけど、菅直人は正直殴ったらなあかんと思っている。SPの人には悪いけど私の前に来たら必ず殴ります。たとえ懲役に行くことになったとしても。覚悟しとけよ。ボンクラ政治家よ!」と書き込んだ。
市が公募区長の就任予定者を発表した21日、投稿内容が不適切だと考えてツイッターのアカウントを削除した。

 玉置氏は奈良県出身。
公募区長の選考では、浪速区内の空き地活用策や自衛団を使った治安回復策などを提案したという。
「(投稿が)大きな問題になるかもしれないが、辞退する考えはない」と話している。
【原田 啓之】
---- 引用以上 ----

類は友を呼ぶというが・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。